20億円!鎌田大地がベンフィカ移籍で「合意」。あとはフランクフルトの容認待ち
鎌田大地。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
あとはクラブ間交渉に委ねられる。
ドイツ・ブンデスリーガ1部アイントラハト・フランクフルトの日本代表MF鎌田大地が、ポルトガル1部SLベンフィカに電撃移籍する可能性が高まっている。『スカイ』が8月28日に報じた。
フランクフルトの中心選手としてUEFAヨーロッパリーグ(EL)制覇に貢献し、今季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の出場権を獲得。CLにコンスタントに出場することがキャリアの目標だった鎌田は、その権利を手に入れたうえで、好条件であれば移籍も検討するスタンスを取ってきた。
しかし、今季もこれまでイングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーFC、スペイン1部セビージャFCなどが関心を示していると伝えられるなか、正式オファーは届かず。「フランクフルト以上のクラブはなかなかない」と、鎌田自身も残留を視野に入れている発言をしていた。
一方、フランクフルトは、元ドイツ代表マリオ・ゲッツェをPSVアイントホーフェンから獲得。鎌田の移籍を見越しての補強だったと言われる。実際、フランクフルトのオリバー・グラスナー監督はゲッツェ中心のチーム作りを進め、鎌田はリーグ戦ではベンチスタートが多く、ボランチ起用も試されている状況だった。
そうしたなか、この移籍期限ギリギリのタイミングで、ベンフィカ行きの可能性が浮上。『スカイ』によると鎌田サイドとベンフィカでは条件の合意に至り、あとはクラブ間の交渉に委ねられているという。
グラスナー監督は残留を求めているものの、フランクフルトとの契約は2023年6月までのため、違約金を得るには、この夏と次の冬のマーケットしかない。移籍金は1000万ユーロ(約13億円)から約1500万ユーロ(約20億円)で、フランクフルトと契約延長しないのであれば、最後の“売り時”でもある。
ベンフィカは現在ポルトガルリーグ2位。CLでは予選を突破して、本選出場を果たしている。
一方、フランクフルトはこのあと日本時間29日0時30分から、アウェーでヴェルダー・ブレーメンと対戦する。
【注目記事】
・【日本代表】カタールW杯「当落」予想。レギュラーを掴めずにいる“当確組”が多い?[毎週更新]