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【ACL】浦和サポーターから全北現代にも熱い拍手。大ベテランのチェ・チョルスン「いつも以上に楽しくプレーできた」

PK戦後、全北現代の選手たちに歩み寄り健闘を称える浦和の酒井宏樹。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

自然発生的に拍手が起きたのも、また浦和らしかったのではないだろうか。

[ACL 準決勝] 全北現代 2 (1EX3) 2 浦和/2022年8月25日19:30/埼玉スタジアム

 AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝、浦和レッズが全北現代モータースとの激闘を制して東地区のクラブナンバーワンとなり、来年2月開催(ホーム&アウェーの2回戦制)の西地区代表との決勝にコマを進めた。

 試合後には今回の埼玉ラウンド3試合全て延長120分間を戦い切り、最後まで好ファイトを演じた全北現代の選手たちに、浦和のサポーターからも大きな拍手が送られた。選手たちが全北現代サポーターにあいさつした時、ピッチから去る時、決して誰かから促されるわけでもなく、自然発生的に熱い拍手が起きたのもまた浦和らしかったのではないだろうか(全北現代の選手たちは、自分たちに送られているものだと気付いていなかった様子だったが)。

『スポーツソウル』では、全北現代一筋でプレーしてきた35歳のチェ・チョルスンのコメントを紹介。2006年、2016年の優勝を経験している大ベテランは、発券期間が短く木曜日ナイター開催ながら2万3277人で埋まり、ゴール裏やバックスタンドの一部で声出し応援が認められた埼スタでの一戦について、勝利できなかった悔しさを噛み締めつつも、その特別な雰囲気のなか「いつも以上に楽しくプレーできました」と振り返っている。

「浦和レッズが強いチームであるのは知っていました。埼玉にたくさんのファンの方が来てくれたなか、お互いに良い試合ができたのではないかと思います」

「楽しく試合ができました。あれだけ多くのファンが来てくださった試合も久しぶりで、いつも以上に楽しくプレーすることができました。あのような雰囲気の中でサッカーができるのはとても幸せで、本当に素晴らしい経験でした」

 その言葉通りの素晴らしい雰囲気のなか、浦和と全北現代が、東地区の代表を決めるのにふさわしい死闘を演じた。一方、世間的な関心が決して高くなかったという東地区(あるいはアジア)全体の課題も突き付けられた。サッカー界全体でこのコロナ禍と向き合ってきたなか、この両チームをはじめ日韓のライバル関係は、何が継承され、それぞれのプライドを触発し、どのような変化を遂げていくのか。また新たな、そしていろんな価値を示す埼スタの夜になった。

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