【日本代表】柴崎岳､先発復帰？森保監督の言葉から読み解くスタメン予想｡カタールW杯アジア最終予選ベトナム代表戦

4-3-3 or 4-2-3-1､鎌田大地のコンディション次第か。

[W杯アジア最終予選 Ｂ組] ベトナム – 日本／2021年11月11日19:00（日本時間21:00）／ミーディン国立競技場

　サッカー日本代表（SAMURAI BLUE）が11月11日、カタール・ワールドカップ（W杯）アジア最終予選グループＢの第５戦、ベトナム代表と対戦する。日本時間の21時キックオフ。DAZNで生配信される。

　ヨーロッパ組11人を乗せたチャーター機の到着が半日遅れたため、全員揃ってのトレーニングは試合前日のみに。そうした緊急事態のなか、森保一監督の試合前日の記者会見の「言葉」からスタメンを予想したい。

　到着が遅れた11人の中に、吉田麻也、冨安健洋、伊東純也、南野拓実、守田英正と10月に２-１の勝利を収めたオーストラリア戦で先発した５人、また古橋亨梧、原口元気ら、指揮官が信頼を寄せてきた選手が揃う。

　森保監督は彼らについて「機内での長時間の滞在にストレスも受けた一方、休養をとる時間にも充てられたと聞いています」と説明。彼らの起用について問われると、「プレーできると思っています。練習を見て決めたい」と、到着が遅れてのコンディションがそこまで人選に与える影響はないだろう、と考えを示している。

　森保監督はシステムについて、4-3-3、4-2-3-1どちらの可能性もあると示唆。そこは直近のアイントラハト・フランクフルトの試合で好パフォーマンスを見せた鎌田大地のコンディション次第か。またオーストラリア戦で先制点を決めるなど活躍した田中碧だが、所属のフォルトゥナ・デュッセルドルフでは最近控えが続き、直近の試合はベンチで過ごしている。

「日常の所属クラブで存在感を発揮し、この日本代表に選ばれています。体調を回復させてくれれば、普段通りの力を出せるはずです」と指揮官も語っている。

　基本はオーストラリア戦をベースにした4-2-3-1、あるいは4-3-3。4-3-3の“宝刀”は、できればオマーン戦にとっておきたいところか。

　このベトナム戦は、豪州戦のスタメンから、コンディションに応じて、いくつかのメンバーを変更させる形になりそうだ。所属先のCDレガネスのリーグ戦があるなか第一陣で合流している柴崎岳の先発復帰の可能性は高い。また右サイドバックは、酒井宏樹が負傷明けで万全と言えず、山根視来が有力。あるいは冨安健洋のSB起用もあるか？

　グループBの順位は、１位サウジアラビア（FIFAランキング49位）４勝、２位オーストラリア（34位）３勝１敗、３位オマーン（77位）２勝２敗、４位日本（28位）２勝２敗、５位中国（75位）１勝３敗、６位ベトナム（98位）４敗。

　日本はこのあと16日、ホームの初戦で敗れているオマーン代表とアウェー（マスカット）で対戦する。

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[文：サカノワ編集グループ]