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【浦和】木下康介が加入会見「帰ってきたというより新たな挑戦」。ヨーロッパで9年間プレー

FW木下康介。(C)URAWA REDS

190センチの大型ストライカー。「身長は高いけれど動けるのも強み」

 ノルウェー1部のスターベクIFからJ1リーグ浦和レッズに加入したFW木下康介が8月22日、オンラインによる記者会見に応じた。ヨーロッパで9年間プレーしてきた26歳のストライカーは、「帰ってきた、というよりも、新たな挑戦」と捉え、これまで培ってきた経験を糧に、自身として日本代表入りをも目標にゴールを決めていきたいと誓った。

 これまでベルギーのシント=トロイデンVVで関根貴大、スターベクでも一時期キャスパー・ユンカーとチームメイトだった。またU-18日本代表では、岩波拓也、山中亮輔らとともにプレーしてきた経験がある。

「もともと知っている選手もいて、初日からコミュニケーションは取れていて、みんな温かく迎え入れてくれて、練習もいい雰囲気で取り組めています」

 そして、このタイミングでの加入について、「ヨーロッパで9年プレーして、日本に帰ってくる、というよりも、新しい場所。Jリーグという高いレベルでの挑戦。浦和レッズという素晴らしいクラブから声を掛けていただいて、新しいチャレンジだと考えています」と語った。

「日本代表にも入っていきたいですし、サッカー選手としてどこを目指すのか。浦和レッズに入ることが一つのゴールへ向かういいチームだと思い、総合的に考えて決めました」

 190センチある長身FWは、「まずフィジカルを生かしたダイナミックさ。前での強さ、速さ、高さを見せられればと思います。もちろんハードワーク、そういった面での前線での戦いとゴールを見ていただきたいです」と抱負を語る。同じぐらいの身長の選手が「ゴロゴロいた」というドイツ、スウェーデン、ベルギー、ノルウェーの環境下、横浜ユースを経て飛び込み、俊敏性を生かして背後を突く動きやアイデアでゴールを攻略してきた。そういった経験を浦和に還元し、勝利を掴みたいと誓う。

「(リカルド・ロドリゲス)監督とも話をしましたが、高さや一発は、自信を持って準備をしたい。身長は高いけれど動けるのは強みになってくると思っています」

 また、コミュニケーション力も武器だ。

「ショルツ、ユンカー、トミー(トーマス・デン)との英語のコミュニケーションは、全く問題ないぐらいの英語は話せます。ドイツ語はだいぶ使っていませんが、日常会話には困らないぐらいには喋れます」

 すでにチームには合流している。1日も早い浦和デビューが待たれる。

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[文:塚越始]

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