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【浦和】初先発ショルツ、徳島に無失点勝利「アキがずっと英語で声を掛けてくれた」

オンラインの取材に応じた浦和のアレクサンダー・ショルツ。協力:徳島ヴォルティス

先発出場は約3か月ぶり、「チームメイトが大きな力をくれている」。

[J1 25節] 徳島 0–1 浦和/2021年8月21日19:00/鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム

 J1リーグ、浦和レッズが関根貴大のゴールで徳島ヴォルティスに1-0の勝利を収めた。この試合、今夏加入したデンマーク人DFアレクサンダー・ショルツが初めてスタメンに名を連ねて69分までプレーし、無失点勝利に貢献した。

 ショルツは試合後のオンラインによる取材に応じて、次のように試合を振り返った。

「まずクリーンシート、無失点に抑えようと考えて臨みました。少し運も味方をしてくれましたね。特に向かい風の強かった後半は難しい部分もありました。プレスやゲームメイクのところで苦労しました。(後半の修正について)ハーフタイムにいろいろ変えて上手くいきました。より深い位置に行くことができましたし、カウンターからポストに当たるシュート1本がありましたが、危ない場面をほとんど作られませんでした」

 デンマークリーグが5月24日に終わり、その後、浦和と契約に至った。そしてコロナ禍での隔離措置などを経て合流し、試合終盤に二度起用され、今回リーグ初スタメンを果たした。

「久しぶりの試合で疲れを感じている部分もあります。まだまだリズムを取り戻さないといけないと感じます。周りに助けてもらった試合でした。特に競り合いで負けてしまった時、GKの西川選手に救われました。ここから良くなっていく自信は得られました。チームとして勝ち続けて上位にいることが大切。今日はベストゲームではありませんでしたが、そのような試合をお見せできるはずです」

 コミュニケーションの面でも問題なかったという。28歳のショルツは特に明本考浩に感謝していた。

「思ったより楽にコミュニケーションを取れました。言語の面での問題はありませんでしたね。そうした混乱は起きていません。自分が声を掛けた時には、そのように対応してくれました。みんな英語が上手だと感じました。アキ(明本)はずっと英語で声を掛けてくれましたから(笑)。その一つひとつの助けに感謝しています。違った環境でプレーするなか、チームメイトが大きな力をくれています。自分もこれからもっとゲーム感を取り戻して、貢献したいです」

 そのようにショルツにとっても、大きな意味を持つ、そして自信を得る無失点での1勝となった。

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[文:サカノワ編集グループ]

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