【浦和】興梠慎三がクローザーとして名古屋戦の勝利に貢献「球際へ激しく行かせられるように。自分も強く行きました」
浦和の興梠慎三。(C)2024 Asian Football Confederation (AFC)
「もっと圧倒した試合運びができるように頑張っていきたい」
[J1 10節]浦和 2–1 名古屋/2024年4月28日15:00/埼玉スタジアム2002
J1リーグ10節、浦和レッズが安居海渡の今季リーグ初得点とチアゴ・サンタナのPKによるゴールで、名古屋グランパスに2-1の勝利を収めた。首位のセレッソ大阪からは5ポイント差だ。
興梠慎三は90+1分にチアゴ・サンタナと交代でピッチに立ち、1点差の逃げ切りに貢献した。37歳のストライカーは「守り切ることが最低限の仕事だったので、そこはしっかりやらないといけませんでした」と語り、ピッチに立つことが合図となり、前線からの全体的な守備強度を改めて高めることを意識したと言う。
「勝ち切るために、球際へ激しく行かせられるように、やれることをしました。自分も球際へなるべく強く行きました。選手たちもついてくれるように、そういうところはサボらずにやっていければと思いました」
最後はコーナーアーク付近でのボールキープで時間を作った。
「ホームなので、なるべく角(コーナー)でキープするようなことはしたくなかったですが、これがチームの現状なので、それは仕方ない。もっと圧倒した試合運びができるように頑張っていきたいです」
浦和が2-1で勝利を収めた。チアゴ・サンタナがポストプレーから起点になれて、プレッシングからのトランジションの意識の共有なども図られてきている。一方、リードしたあと意図的にローディフェンスにしたこともあるが、本来狙っているはずの切り替えからのカウンターなどは限られ、打開はまだまだ連動した崩しは限られウイングによる個々の仕掛け頼みになっていると言える。
「連戦で暑い時期に入ります。名古屋のほうがいいサッカーをしていたので、そこらへんの内容はもっと良くしていかないとキツイのかなと思います」
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37歳のエースは、ここからディテールにわたって意識を共有し、攻撃の精度を高め、圧倒するような――厚みのあるアタックを増していく必要性を感じていた。