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森保監督がW杯予選の中国戦へ「ベースは忘れず。オプション持ちたい」。日本代表がカタールで第2戦へ

森保一監督。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

中国代表について「レベルが高い選手が非常に多い」と警戒。

[W杯 アジア最終予選] 中国 – 日本/2021年9月7日18:00(日本時間8日0:00)/ハリーファ国際スタジアム(カタール・ドーハ)

 サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)の森保一監督が9月6日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選B組の第2戦・中国代表戦(日本時間9月8日0時から)に向けて取材に応じて抱負を語った。

 日本はアジアトップのFIFAランキング24位。初戦B組6チーム中5番目の同79位のオマーンに決定機一度しか作れず0-1の完敗。今度は同4番目の71位中国代表と対戦する。

 森保監督はオマーン戦後、選手個々と話し合い、意見などを吸い上げてきたという。そしてカタールで迎える中国戦へ、ベースはそのままに「オプションを持っていきたい」と語った。

「最終予選ということで、これまでと違った強度の高さと上手さがあり、一戦目の結果を踏まえ、強度を上げなければなりません。これまでのベースは忘れず、対戦相手のモチベーションや準備してきたことを上回っていけるようなオプションを持っていきたいと思います」

 そして中国代表については、「レベルが高い選手が非常に多いと思います。プラス、チームとしてシステマチックに、複数のシステムを使って相手を攻略してくる戦術を持っています」と分析していた。

 試合で使われるハリーファ国際スタジアムは、2017年に完成したピッチ上まで冷房が完備されている。来年のワールドカップに向けて整備された会場だ。

「暑いなかでのトレーニングは、選手たちも非常にきつそうでしたが、そのなかで強度の高い練習をしてくれています。前日練習から冷却システムのあるスタジアムで行えます。空調の効いたなかでプレーできるのは、選手にとってプラスになると思います」

 また指揮官自身も初戦から反省し、この中国戦に臨みたいと語った。

「海外組が多いなかフィットネスの部分で、現状でできる100パーセントを発揮して勝てるように。どのように戦術に生かしていくのか。あとは私自身の反省。与えられた準備期間のなか、所属クラブから来た選手たちに意思統一できる絵を持たせてあげることをやらなければいけないと思います」

 そして森保監督は必勝を期す一戦へ、「最終予選の厳しさは覚悟しています。相手あってこそのチーム。死に物狂いで戦ってくるなか、その上を行くための準備をしなければならないと思います」と改めて強調した。

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[文:サカノワ編集グループ]

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