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浅野拓磨が語った『シュトゥットガルト愛』。「遠征へ行く度、やっぱりこの街が良いなって思う」

先日初ゴールを記録。浅野はシュトゥットガルトの地で、ここから勢いに乗りたい。写真:徳原隆元

 シュトゥットガルトの浅野拓磨は、11月25日の13節・ハノーファー戦でブンデスリーガ1部での初ゴールを記録し、続くブレーメン戦でも2試合連続スタメン出場を果たした。

 今週末の12月8日の15節には、ホームでレバークーゼンと対戦する。先発した最近2試合はいずれも勝利を収められずにいるだけに(1分1敗)、浅野にはゴールに絡む活躍と結果の両方が求められそうだ。

 現在、アーセナルからレンタル移籍2年目を迎える。すなわち、初めて海外で住んだのが、このドイツ南部のシュトゥットガルトだ。

 彼はこの街の印象についてこんなことを語っていた。

「僕、この街が好きです。レンタル中の身だけれど、海外で暮らす最初の街がここシュトゥットガルトだったことは、とても良かったと思っています。遠征でいろんな街に行くと、やっぱりシュトゥットガルトがいいなと思いますから(笑)。街の中心の近くに住んでいて、よく広場も散策します。散歩がてらにデパートへ行くこともあります」

 それだけにホームのメルセデス・ベンツ・アレーナで、もっとサポーターに歓喜をもたらしたいと思っている。

「ここでしっかり結果を残すことで、未来は開ける。そのためにも、まずシュツットガルトの素晴らしいサポーターとともに戦って、そのサポーターの方たちに認められたい。なかなか結果が残せず目の前に壁が立ちはだかっているけど、そこから逃げるつもりはありません。もらっているみんなからの力に応えたいです」

 91-92、06-07シーズンなど計5度のリーグ優勝を果たしている名門のひとつ。熱い男たちが多く集う。浦和で活躍したギド・ブッフバルトはここで育った。この街で浅野は揉まれながら、逞しさを増している。

取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI

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