【FC東京】長友佑都が記者会見「愛するクラブの選手・スタッフ『人』に心を動かされた」
FC東京復帰を発表。取材に応じた長友佑都。(C)F.C.TOKYO
「心が震えるとはこういうことかと実感しました」
J1リーグFC東京への復帰を発表した日本代表DF長友佑都が9月12日、ユーチューブのクラブ公式チャンネルとメディア向けに取材に応じた。新たに着ける背番号「50」は「『5』に原点回帰の意味を込めた『0』をつけた」。
自身35歳の誕生日に発表。2010年以来11年ぶりの古巣復帰を果たしたサイドバックは、復帰しての率直な心境を次のように語った。
「とにかく嬉しいです。心から愛するこのクラブに帰ってこられて嬉しく思っています。イタリア、トルコ、フランスで11年間培って経験を還元し、貢献したいと思います」
「自分自身、感動しています。心が震えるとはこういうことかと実感しています。11年前を思い出し、当時野心もあったことを思い出しますが、今のほうが野心があり湧き上がってきています。必ずこのクラブに貢献できると確信しています」
いくつかの噂があったなか、FC東京を選んだ理由について、次のように語った。
「国外・国内と興味を示してくださったクラブがあったなか、熱烈なオファーをいただき、そのビジョンや熱意に感動し、このクラブに帰ってきたいと決断しました。(決め手は?)愛するクラブだからです。クラブとしてのビジョンも大切ですが、愛のあるこのクラブのスタッフ・選手、ここにいる『人』に心を動かされました」
そしてFC東京での目標に「優勝=タイトル」を掲げる。
「来季ACLの出場権、ルヴァンカップ優勝も狙っていきます。今季の現状では正直現実的に難しくなってきていますが、来年はリーグ優勝を目指していきます。まずプレーを見せるのはもちろん。モチベーターとして、チームを支える存在になりたいです」
そして11年前に誓った「世界一のサイドバック」にはまだなれていないものの、その目標を叶えるチャンスはあると言う。
「来年のワールドカップで活躍することで、まだまだその目標に届く、いけると思っています。そこは諦めず目指していきます」
来年のカタール・ワールドカップ(W杯)で――。世界一の野望を本気で目指している。
青と赤のユニホームに身を包んだ長友は、FC東京のサポーターへ、次のように約束をした。
「最高の日に契約できて嬉しいです。35歳、サッカーの世界ではベテランと呼ばれますが、20歳ぐらいのエネルギー、野心をもって戦います。気持ち、魂の入ったプレーを見せて、チームのために走り、戦って、気持ちの部分で見せて、元気を届けられるように頑張ります!」
長友は1986年9月12日生まれ、愛媛県西条市出身。西条神拝小 ― 西条北中 ― 東福岡高校 ― 明治大学 ― FC東京 ― ACチェゼーナ ― インテル・ミラノ ― ガラタサライSK ― オリンピック・マルセイユ。J1リーグ通算72試合・5得点。日本代表(国際Aマッチ)通算127試合・4得点。
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[文:サカノワ編集グループ]