【日本代表】本田圭佑がパリ五輪オーバーエイジ“落選”で刺激「活躍しても見られてなければ意味ないってことやな」
本田圭佑。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
内田篤人、松井大輔、槙野智章らとのサッカーで「得点王」も。
U-23日本代表の大岩剛監督は7月3日、パリ・オリンピックに臨む男子サッカー日本代表のメンバー18人(プラス、バックアップメンバー4人)を発表した。
今回は2008年の北京オリンピック以来、23歳以上3選手のオーバーエイジの採用はなしに。日本サッカー協会(JFA)はヨーロッパの5大リーグの主力選手を中心に招集を試みてきたが、選手に移籍の可能性があったり、あるいは選手から承諾を得てもクラブから許可を得られなかったりと、交渉は最後までまとめられなかった。選手の仮登録が必要だったという事情はあるものの、なぜ現実的ではない理想論を追い求め続け、Jリーグ勢を度外視していたのかなど、今後への課題となる。
そうしたなか、実業家である元サッカー日本代表の本田圭佑(Keisuke HONDA)が7月3日、自身のエックス(旧ツイッター)(アカウントは @kskgroup2017 )を更新。まだ“現役引退”は宣言していない38歳のレフティは、「オリンピックのメンバーに選ばれんかったか」と、少し本気でガッカリした気持ちを吐露し、次のように続けている。
「こないだ松井大ちゃんや篤人、槙野とプレーしたときにアピールしたと思ったんやけどな。得点王やったし。活躍しても見られてなければ意味ないってことやな」
そのように、ワールドカップ(W杯)日本代表のチームメイトである松井大輔、内田篤人、槙野智章らとサッカーをしたそうで、そんな錚々たるメンバーの中で「得点王」になったそうだ。
もちろん冗談ではあるものの、本田らしく自らと向き合う“反省”をしている。最後の「活躍しても見られてなければ意味ないってことやな」というのは、スポーツのみならず社会生活のなかでも、時に大切な要素かもしれない。気付いてもらえなければ、今いる場所より、さらに高いレベルでのアピールが必要だ――ということになってくる。
2008年の北京五輪に本田は出場。そこでの05年のオランダ・ワールドユース(現U-20W杯)に続く世界の舞台での惨敗(U-20W杯は1試合しか出場できず)により、サッカー観を変える機会となっている。
大岩剛監督率いるパリ五輪サッカー日本代表(U-23日本代表)はこのあと7月17日にホスト国のフランス代表と親善試合を実施する。
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そして日本時間25日2時からパリ五輪グルプステージ(GS)初戦、パラグアイ代表と対戦。そのあと大会は中2日の厳しい日程で進み、大岩ジャパンはマリ代表、イスラエル代表に挑む。