「感慨深かった」松岡大起と初対戦、鳥栖の金明輝監督が元教え子へ“アドバイス”。清水に勝ち3位キープ
鳥栖の金明輝監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
松岡自身も「誰一人下を向いていない。しっかり闘っていく」。
[J1 28節] 鳥栖 2-1 清水/2021年9月11日/駅前不動産スタジアム
J1リーグ28節、サガン鳥栖が白崎凌兵、エドゥアルドのゴールで、清水エスパルスに2-1の勝利を収めた。鳥栖は2連勝で3位をキープ。一方、清水は8試合連続で白星なし(4分4敗)。
この試合、鳥栖から清水に完全移籍した松岡大起が初めて“古巣対決”に臨み、ボランチとしてフル出場した。
鳥栖の金明輝監督は試合後のオンラインによる記者会見、下部組織からの教え子でもあった20歳のMFとの対戦について質問を受けて、次のように語った。
「感慨深いものがあり、彼のプレーを追うシーンもありました。彼がボールを持っているシーンはあまりなかったので評価などはできませんが、チームの中心となって、彼の良さである闘志を前面に押し出し、守備のフタをしたり、アプローチの距離を縮めたり、鳥栖で培ったものを清水で表現してくれていました。あとはより周りとの連携を取れれば、彼の良さをもう少し際立っていくのではないかと思います」
そのように、ある意味、“アドバイス”を送っていた。
また、松岡自身はこの敗戦を次のように受け止めていた。
「チームで準備してきたものをしっかり出すなか、決定的なチャンスもありましたが、チームとしてしっかり戦ったなか、こうした結果になってしまったのは本当に責任を感じています。自分自身、決定的なパスを出せず、ゴールもできず悔しかったです」
この8試合、引き分けと黒星が続いている。チームとしても、松岡としても、何より勝点3を渇望している。
「みんなでしっかり戦っているなか、もっと一人ひとりが声を掛けるところ、切り替えを早くするところ、テンポのところ、すべてを上げられれば、チームはいい方向に行くはずです。誰一人下を向いていないので、しっかり闘っていきたいです」
リーグ6試合連続でフル出場中の松岡はそのようにキッカケとなる「勝利」を欲していた。
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[文:サカノワ編集グループ]