客観的視点、町田浩樹が感じた鹿島の課題「一人ひとり何かをやろうという意思はあるけれど…」
オンラインによる取材に応じた鹿島の町田浩樹。(C)KASHIMA ANTLERS
週末のG大阪戦はパトリック封じに燃える「空中戦、負けたくない」。
[J1 29節] 鹿島 – G大阪/2021年9月18日18:00/カシマサッカースタジアム
J1リーグ鹿島アントラーズの東京オリンピック日本代表DF町田浩樹が9月16日、オンラインによる取材に応じて、週末のガンバ大阪戦に向けて抱負を語った。
最近2試合は左大腿部の裏に「ちょっと違和感があった」と大事をとって欠場したが、その間にもチームは勝てず公式戦3連敗を喫している。24歳のセンターバックは「問題ないです。100パーセントで試合に挑めると思います」と万全の状態となって、勝利を欲する。
「チームが最近公式戦で勝てていないので、是が非でも勝利を求めています。ガンバも今けっこう苦しんでいるので、簡単な試合になるとは思っていません。拮抗した試合を勝ってこそ上位に行けるので、結果を求めてやっていきたいです」
G大阪には攻撃に特長を持つタレントが揃うだけに、一瞬のミスが命取りになりかねない。特にパトリックとの空中戦では絶対に負けたくないと闘志を漲らせる。
「(G大阪は)守備にしっかり人数をかけて、前のパトリック選手や宇佐美選手を生かしたカウンターが印象としてあります。また、いろいろなフォーメーションを持っていて引き出しが非常に多いチームだと思っています」
「カウンターを主体とするチームだと思うので、まずそこで相手の起点を作らせないことが一つ。パトリック選手の空中戦の勝率は高く、そこが自分の武器でもあるので負けたくありません。そこはしっかり全部弾き返すぐらいの気持ちで戦いたいと思います」
また今回、外から鹿島のサッカーを見ることで発見もあった。その客観的な気付きをチームに還元したいと言う。
「今シーズンは鹿島を外から見ることがなかったので、ある意味、非常に有意義な時間になりました。やはり先に失点してしまうとゲームプランが難しくなりますし、ここ数試合は守備の安定のところで上手くいっていなかったと感じます。また、チームとして、一人ひとり何かをやろうという意思はあるんですけれど、それがバラバラになっていると、上から見ていてすごく思いました。そこを修正して、今週の試合には出たいです」
町田が先発復帰へ――そして強力アタッカー陣を封じ、逆襲への1勝を掴みたい。
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[文:サカノワ編集グループ]