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【清水0-2神戸】イニエスタ前半交代の理由は?武藤嘉紀&大﨑玲央のゴールで連勝

神戸のアンドレス・イニエスタ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

清水は組織的な戦いを見せるものの、多くの決定機を作れず。

[J1 30節] 清水 0-2 神戸/2021年9月24日19:00/IAIスタジアム日本平

 フライデーナイトJリーグとして組まれた一戦、ヴィッセル神戸が武藤嘉紀のJ1では6年ぶり加入後初ゴールと大﨑玲央の今季初得点で、清水エスパルスに2-0の勝利を収めた。神戸はリーグ2連勝、一方、清水は連勝ならず。

 開始9分、左で起点となった大迫勇也のクロスに、武藤がダイビングヘッドで合わせ、GK権田修一のニアを打ち破ってアウェーチームに先制点をもたらす。

 一方、清水は組織的な戦いを見せて、いい形でボールを持ち込むものの、なかなか決定機まで持ち込めない。

 そして両チームともに選手を交代していったなか、87分、大﨑のミドルが相手DFのブラインドとなって、権田も反応しきれずゴール。神戸が試合を決定づける2点目を奪ってみせた。

 この試合、神戸のキャプテンである元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタがハーフタイムで交代をしていた。その理由について、三浦淳寛監督は試合後の記者会見で、「ファウルを何度も受けていた(足を傷めた)という話が本人からあったので、交代を決めました」と説明した。

 一方、指揮官はこの勝利を次のように喜んだ。

「(北海道コンサドーレ札幌戦に続く2試合連続の無失点)終盤は選手の意識の面で、あとは守り切るという意思統一ができていたと思います。(大﨑のプレーについて)前からプレスをかけてコンパクトに行きたいなか、DFは守ろうという意識が高くなりがちですが、下がらず前へどんどん押し出して、非常にいいプレーをしていたと思います。J1リーグ2得点目ということで、いいプレーをしていたこともあり、ロッカールームでは祝福を受けていました」

 一方、清水の井林章は次のように語った。

「決定的なチャンスは何本かありましたが、失点のシーン以外でどうしようもない場面はありませんでした。そこで決めきるかで大きく変わってきます。チアゴの決定機はありましたが、さらにセットプレーを含め、いろいろなところから得点を決められるようになることも大切。1試合1試合、相手がどこであろうと自信を持って戦うことが大切なので、信じて貫きたいと思います

 前に潜られた武藤の得点シーンについては、次のように振り返った。

「大迫選手、武藤選手ともにスカウティングを含め、前へ入るのが上手いことは知っていて、その駆け引きで負けないことは意識していました。あの場面では、中央の人数が薄く、ゾーンを締めることに思考が変わり、ファーを消しながら対応するという判断を下しました。もう少しチームとして守れればと思いました」

 神戸は29日、アウェーでの首位・川崎フロンターレ戦に臨む。一方、清水は10月2日にアウェーでアビスパ福岡と対戦する。

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[文:サカノワ編集グループ]

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