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主審が右ヒザ負傷で悶絶…第4審と交代。北九州対東京V、雨中の死闘2-2ドロー

写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

観客からは温かな拍手も送られる。

[J2 34節] 北九州 2-2 東京V/2021年10月16日14:03/ミクニワールドスタジアム北九州

 J2リーグ34節のギラヴァンツ北九州対東京ヴェルディ戦は雨中の死闘の末、2-2で引き分けた。この試合終盤、主審が負傷により交代するアクシデントが発生した。

 雨が降り続けるなか東京Vが1-0とリードして迎えた82分、激しいボールの奪い合いのなか、北九州が相手プレスをかいくぐって左サイドへと展開する。しかし、そのボールをジャンプしてよけた山岡良介主審だが、着地の際に転倒し右ヒザを傷めてしまう。試合はそのまま続行されたが、主審はゴール前まで走れず。なんとか立ち上がったものの続行できない。そしてボールがセンターライン付近までクリアされたタイミングで、主審が自ら笛を吹いて試合を中断させた。

 主審は苦痛の表情を浮かべて悶絶し、そのままピッチに倒れ込む。すると選手たちがすぐさま担架を要求。山岡主審は両チームの選手に抱きかかえられて担架に乗せられた。会場の観客からは温かい拍手も送られた。

 そして第4の審判だった上田隆生氏が代わって主審を担当。山岡氏と情報を伝達し合ったあと、試合は再開された。

 すると再開直後の86分、富山貴光が決めて北九州が同点に。さらに90+1分、前川大河が逆転弾を決める。

 ところが東京Vも意地を見せる。90+7分、佐藤凌我がこの日2点目を奪取! 両者譲らぬ激闘は2-2で引き分けた。

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[文:サカノワ編集グループ]

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