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J2リーグ営業収益ランキング。3位京都、2位千葉、1位は…。「20億円」がJ1昇格ラインに

写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

6位の松本がJ3降格。

 Jリーグは5月26日、2021年度(2021シーズン)のクラブ経営情報を開示した(3月決算の柏レイソル、湘南ベルマーレ、ジュビロ磐田を除く)。7月に3クラブを含む“完全版”が改めて公開される。

 今回は「スポンサー収入」「入場料収入」「Jリーグ配分金」「その他(支援・移籍金など)」を含めた「営業収益」の項目について、昨季J2リーグのランキングをまとめた。

 コロナ禍の続いた2021シーズンだが、1位は22億8100万円というJ1でもトップクラスに匹敵する(横浜F・マリノスの21億9700万円を超す額)スポンサー収入を得た大宮アルディージャの31億1500万円。2位も同じくスポンサー収入(16億5500万円)が2番目に多かったジェフユナイテッド市原・千葉の23億7100万円、そして3位がJ1昇格を果たした京都サンガF.C.の22億900万円だった。

 大宮は全体でも、J1でも12位の北海道コンサドーレ札幌(33億9200万円)に次ぐ規模だった。

 また、近年は昇格プレーオフが実施されなかった影響もあるが、「20億円」がJ1昇格への一つのラインとなってきていることが分かる。今季から復活する入れ替え戦プレーオフは“成り上がり”へのチャンスになり得る。

 一方、2シーズン前はJ1リーグで戦っていた6位の松本山雅FCが、J3降格の憂き目にあっている。

 2020年のジュビロ磐田は28億6700万円だったので、上位には入ってきそうだ。

 2021年度のJ2クラブの営業収益ランキングは次の通り。

▼2021年度 J2クラブ営業収益ランキング

順位 チーム 2019 2020 2021 21年前年比
単位:百万円(▲はマイナス)

1 大宮 3,454 3,034 3,115 +81
2 千葉 2,838 2,503 2,371 ▲132
3 京都 2,090 2,101 2,209 +108
4 新潟 2,247 2,194 2,208 +14
5 長崎 2,564 1,858 1,980 +122
6 松本 2,711 1,928 1,903 ▲25
7 山形 1,845 1,674 1,847 +173
8 東京V 1,938 1,493 1,755 +262
9 岡山 1,567 1,362 1,571 +209
10 町田 1,032 1,253 1,492 +239
11 甲府 1,455 1,229 1,292 +63
12 北九州 804 986 1,094 +108
13 山口 1,289 1,043 1,010 ▲33
14 栃木 975 855 978 +123
15 愛媛 777 805 845 +40
16 水戸 752 762 824 +62
17 相模原 348 379 776 +397
18 秋田 461 461 775 +314
19 金沢 760 665 761 +96
20 琉球 632 560 641 +81
21 群馬 465 622 637 +15
合計 31,003 27,767 30,084 +2,317
※磐田は3月決算のため含まれず。2020シーズンは28億6700万円。

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