【横浜FM】杉本健勇が極上の一撃「エウベルと練習から話し合っていた」。浦和から期限付き移籍、いずれもヘディングで3ゴール目!
杉本健勇(2020年2月撮影)。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
前田大然も決めて、札幌に劇的逆転勝利!
[J1 32節] 横浜FM 2-1 札幌/2021年10月16日19:02/日産スタジアム
J1リーグ32節、横浜F・マリノスが杉本健勇と前田大然のゴールで、北海道コンサドーレ札幌に2-1の逆転勝利を収めた。
前半は札幌に攻め込まれたものの菅大輝の1点に食い止めて後半へ。そしてエウベル、天野純、水沼宏太、そして杉本と攻撃的な選手を投入。逆に選手交代によってトランジションのスピードが急激に落ちた札幌に対し、一気に畳み掛けた。
そして84分、エウベルの左サイドからのクロスに、杉本が高い打点のジャンプヘッドで同点に! さらに88分、天野の圧巻の突破とフェイントからのクロスを、前田が突き刺して逆転に成功した。
杉本は試合後の取材で、「エウベルとは練習中から話していて、トレーニングでもけっこう合っていたので、今日もあのようなボール(クロス)をほしいとは言っていました。二人で描いていたとおりのゴールになりました」と、二人で思い描いてゴールだったと喜んだ。
これで浦和レッズから横浜FMに期限付き移籍し、リーグ9試合・3ゴールである。
「自分のこともそうですけれど、まずチームが勝つことが一番大事だと思っています。今日は負けていたなか点を取れて、大然も決めて勝てたのですごく良かったと思います。まだまだ足りないですし、僕たちは追いかけている立場。負けられない。前半からなかなか自分たちのサッカーができず攻められる場面が多かったですが、出番が来たら、絶対にまず1点を取って、逆転してやるという気持ちだったので、良かったです」
杉本自身も横浜FMの新たな武器になりつつあるという感触を得てきている。
「(これまで3ゴールは)全部ヘディングなので、マリノスで一つオプションとして武器を作れてきていると思うので、もっとそれを生かし、生かされるように続けてやっていきたいです」
残り6試合で、首位・川崎フロンターレとは9ポイント差。逆転優勝に向けて、状況は厳しいものの望みはつないだ。シーズン終盤に差し掛かるなか、杉本がさらにゴールを量産していきそうだ。
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[文:サカノワ編集グループ]