アザールがチェルシー復帰?レアル・マドリードは右SB要求か
レアル・マドリードのエデン・アザール。 (Photo by Gonzalo Arroyo Moreno/Getty Images)
アブラモビッチとペレスが交渉開始!? 一方、クラシコはまたも負傷により欠場。
スペイン1部レアル・マドリードのベルギー代表FWエデン・アザールに、イングランド・プレアミリーグのチェルシーFCへの復帰の噂が出ている。
スペインメディア『エル・ナシオナル』はこのほど、アザールのイングランド復帰について「非公式」ではあるが、チェルシーのロマン・アブラモビッチオーナーとレアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長が個人間での交渉を開始したと報じた。
度重なる負傷により、再び離脱に。10月24日に行われる今季最初のFCバルセロナとのクラシコも欠場することが決定的となった。加入から3シーズン目に入るが、一向に本調子を取り戻せずにいる。そんなアタッカーの再起に、チェルシーは賭けたいというのだ。
ただし、問題は金銭面。レアル・マドリードが2019年、アザール獲得に要したのは1億1500万ユーロ(約153億円)と言われる。
それに対し、2019年まで彼が所属していたチェルシーは4000万ユーロ(約53億円)以上を支払うつもりはない、ということだ。つまり3年間から約3分の1の価格での放出を、白い巨人サイドに迫っているそうである。
もちろん、このままアザールが活躍しなければ、レアル・マドリードにとっては「事業的にも財政的にも大失敗になる」と同メディアは指摘する。とはいえペレス会長は、その一部を回収できるこのタイミングをむしろチャンスだと見ているという。
あるいは金銭のみならず「タレント」を活用した取引きの可能性もあるそうだ。その際はカルロ・アンチェロッティ監督からも評価されてきたという、市場価格4500万ユーロ(約59億円)である21歳のイングランド代表DFリース・ジェイムズが候補に挙がっている。
まだ現実味はなさそうだが……。マドリードとの契約は2024年6月まで。いずれにせよ、あの情熱を全身から漲らせて火の玉のようになってゴールへ襲い掛かる、アザールの完全復活が待たれるところだ。
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[文:サカノワ編集グループ]