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最後は俺に任せろ――FC東京の森下申一監督が就任会見。来季強化へ古矢武士氏が言及

FC東京の森下申一監督(左)と古矢武士トップチームマネジメント部長(右)。協力:FC東京

GKコーチから昇格。長谷川健太スタイルの“良さ”改めて引き出し、ラスト3試合を突き進む。

 J1リーグのFC東京は11月10日、長谷川健太前監督の辞任に伴い、 森下申一GKコーチが2021シーズン終了まで指揮を執ることが決定したと発表した。

 森下監督は同日にオンラインで記者会見を行い、まず「守備の改善、それに精神的な回復をしていかなければいけないと考えています」と語った。また、この日の全体ミーティングでは選手たちに「あと3試合、東京らしいサッカーを見せたい。そのために力を貸してくれ」と伝えたそうだ。

 長谷川健太監督をGKコーチとしてサポートしてきた。その傍で見てきた“良さ”を改めて取り戻し、ラスト3試合にぶつけたいと考える。

「長谷川監督のもと全面的にサポートしてきました。そのダイナミックであり、ここ一番の勝負強いサッカーを見てきたので、そこを継承していきたいです。(監督就任について)ショッキングな出来事(横浜F・マリノス相手の8失点)のすぐあとだったので、(就任要請を受けて)すぐに返事はできませんでした。ただ、あと3試合ということで、長谷川監督がやってきたサッカーを改めて選手に伝え、このシーズンを戦い切りたい、全てのコーチ陣も残る中であれば、私が最善でないかと思い、引き受けました」

 そのように、ある意味、長谷川健太スタイルの集大成を、この3試合で見せたいと決意を示した。

 また、古矢武士トップチームマネジメント部長は森下監督について「しゃべるのは苦手なようですが、言葉に重みがあります。GK出身らしく最後は俺が守る、と、どんと構えてくれています」と期待を寄せた。

 そして来季の新監督選定をはじめ強化策について、次のように答えた。

「あと4週間、まずあの敗戦を払拭することに集中しています。(後任監督人事について)現時点で具体的に何も決まっていません。この1か月の中で決めていきます。まずは残り3試合のサッカーに、フォーカスしています」

 森下氏は1960年12月28日生まれ、静岡県出身。現役時代は、静岡学園高等学校 ― 東京農業大学 ― ヤマハ発動機/ジュビロ磐田 ― 京都パープルサンガ(現/京都サンガF.C.)。指導者として、京都、磐田、G大阪、INAC神戸レオネッサ、FC東京のGKコーチを務めてきた。

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[文:サカノワ編集グループ]

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