×

【FC東京0-2徳島】全選手ひと言査定。枠内シュートは永井のPK1本のみ、上福元がJ1残留へ望みつなぐビッグセーブ!

徳島の岩尾憲。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

藤田譲瑠チマがJ1初ゴール。楽しみな19歳、パリ五輪世代。

[J1 36節] FC東京 0-2 徳島/2021年11月20日14:03/味の素スタジアム

 J1リーグ36節、FC東京対徳島ヴォルティス戦。ホームチームは“頑張って勝つ”というある意味FC東京らしさが感じられ、一方、徳島は戦略的にギャップを突きながら攻めるという対戦の構図に。内容で上回るアウェーチームが次第に敵陣で試合を進め、藤田譲瑠チマと垣田裕暉のゴールで勝利を収めた。

 両チームの全選手のひと言「査定」をまとめた。

▽FC東京
▼先発
GK 1 児玉 剛
横の揺さぶりに耐えてゴール前を固めたが、枠内シュート3本で2失点。

DF 22 中村拓海
西谷の対応に苦慮。クロス精度を欠くなど、流れを変える「一仕事=インパクト」を見せたかった。

DF 4 渡辺 剛
東交代後はキャプテンマークを巻く。アジリティの差なのか、危機察知力の課題か、ピンチで垣田に付ききれず。

DF 32 ジョアン・オマリ
ビルドアップの始点になっていたのだが、次第にイライラを募らせたのは結果的にプラスとならなかった。

DF 50 長友佑都
終盤、オープンな展開になるなかミスやファウルで流れを変えられず。数少ないチャンスにほぼ絡んでいたのは興味深かった点。

MF 10 東 慶悟(▽63分)
ペナルティエリア内を突き切れず、前を向いて相手が嫌がるようなプレーを見せられなかった。

MF21 青木拓矢(▽72分)
コンダクターとして、チーム全体の「矢印」をゴールへ向けたかった。

MF 31 安部柊斗
PKを獲得したものの、引いてボールを受ける機会が多く推進力をもたらせず。

MF 23 渡邊凌磨
もう一つ判断の速度を上げたいところ。

FW 20 レアンドロ(△51分)
数少ないチャンスを作り出した。ただ覇気が感じられず早々に交代。

FW 9 ディエゴ・オリヴェイラ(△51分)
厳しいマークを受けて起点になれず。

▼交代出場
MF 7 三田啓貴(▲72分)
流れを変えたかったが……劣勢を強いられ、自陣での苦しいプレーが続いた。

MF 8 髙萩洋次郎(▲51分)
役割が曖昧だったのか、途中から攻守両面で消えてしまった。

FW 11 永井謙佑(▲51分)
PK失敗により、チームも自身も流れを失ってしまった。チームの枠内シュートはあのPK1本のみ。

FW 15 アダイウトン(▲63分)
流れを変えようと切り札として投入されたものの、孤立する形に。

▽徳島ヴォルティス
▼先発
GK 21 上福元 直人
クラブを救ったPKストップ! J1残留へ望みをつないだ。枠内シュートはその1本のみ。

DF 20 福岡将太
後半に推進力を発揮。

DF 14 カカ 
力強い守備で2点目の始点に。

DF 4 ジエゴ
守備強度は高かった。PK献上のファウルはあまりに不用意だったが、上福元に救われる。

DF 15 岸本武流
苦しい時間帯、主導権争いで長友を上回った。

MF 8 岩尾 憲
復帰戦となったが司令塔の役割に加え、ボックス・トゥ・ボックスとして、ハードワークを怠らず。

MF 23 鈴木徳真
絶え間ないプレッシングを、相手はかなり嫌がっていた。

MF 13 藤田譲瑠チマ
アクセントをつける突破が光る。チームとして高い位置で重心を置くことができた。嬉しいJ1初ゴール。楽しみな19歳のパリ五輪世代。

MF 24 西谷和希(▽79分)
この試合、最も目立っていたキーマン。中央に入ったプレーから先制点も生まれた。

FW 11 宮代大聖(▽90分)
ギャップを突きながら惜しいシュートも放つ。

FW 19 垣田裕暉(▽84分)
試合を決定づける2点目! 状況に応じて中盤まで下りて守備にも対応。

▼交代選手
MF 45 杉森考起(▲79分)
プレスを怠らず勝利に貢献。

FW 17 一美 和成(▲84分)
高い位置で体を張り、CB二人を押し下げた。

MF 7 小西 雄大(▲90分)
最後のカードで投入され、勝点3をもたらす。

【注目記事】
【Jリーグ市場価格ランキング TOP20】イニエスタ7位、クバ3位…「5億円」超え1位はあの浦和DF

「吉田の後釜になれる」内田篤人がU-18世代に期待!日本代表W杯予選オマーン戦解説で

元日本代表MF香川真司はPAOK退団へ、移籍先“本命”…C大阪ではなく

[取材・文:塚越始]

Ads

Ads