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【徳島】FC東京戦で複数人が明らかなブーイング。クラブが「誠に遺憾」と謝罪

徳島ヴォルティスのエンブレム (C)SAKANOWA

一方、自然発生的な歓声は「暗黙の了解」。Jリーグの対応も必須に。

[J1 36節] FC東京 0-2 徳島/2021年11月20日14:03/味の素スタジアム

 J1リーグ36節、徳島ヴォルティスは11月22日、20日に味の素スタジアムで行われたC東京戦で、一部サポーターが「Jリーグ新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」違反にあたる声出し応援(チャント・ブーイング)を行っていたと謝罪した。また、試合中にその行為が確認されながら対応しなかったことについても謝っている。具体的な対策などは発表されていない。

 試合当日、FC東京がバックパスをすると、ゴール裏にいた徳島サポーターの中から複数人の明らかなブーイングが飛ばされていた。結局、その一部の声出しについては、試合中に改善されることはなかった。

 一方、Jリーグではゴール時や勝利の瞬間など、自然発生的な歓声について、現状では「暗黙の了解」になりつつある。2020シーズン当初の「声出し応援 禁止」はそのままになっていて、ルールが曖昧になりつつあるだけに、Jリーグが何かしら明文化する対応も必要となりそうだ。

 徳島は公式サイトにて、FC東京戦で「一部の徳島ヴォルティスサポーターによる『Jリーグ新型コロナウイルス感染症ガイドライン』により禁止されている『声を出す応援(チャント、ブーイング)』がありました」と報告。そのうえで、次のように謝罪している。

「当該行為に対する当日のクラブ(徳島ヴォルティス)の対応も不十分であり、味の素スタジアムでご観戦された皆さまをはじめ、FC東京のファン・サポーターの皆さまに不快な思いをさせましたことを心よりお詫び申し上げます。また、当該行為に対する注意をおこなっていただいた運営主管であるFC東京様および関係者の皆さまにご迷惑をおかけしましたことを重ねてお詫び申し上げます。

 現在チームはJ1残留を達成するために、毎試合全力を尽くして戦っており、ファン・サポーターの皆さまも一喜一憂しながらチームとともに歩んでいただいていることと思います。

 しかしながら、こういった行為はコロナ禍で応援スタイルに制限がある中でも、多くの皆さまがルールを守りながら応援いただいているにも関わらず、誠に遺憾な行為です。

  クラブとしては今回の件を厳しく受け止め、ホームゲーム・アウェイゲームに関わらず、ご来場いただく皆さまへ『Jリーグ新型コロナウイルス感染症ガイドライン』および各クラブが定める観戦ルール遵守の徹底を呼びかけ、再発防止に取り組んでまいります。

 ご来場いただく皆さまにおかれましても、改めて「Jリーグ新型コロナウイルス感染症ガイドライン」をご確認いただき、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします」

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[文:サカノワ編集グループ]

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