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【Jリーグ】来季開幕全カードで「制限なし」の観客動員を目指す

写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

今シーズン中の“100パーセント動員”は見送り。

 Jリーグは11月25日に理事会を行い、村井満チェアマンや原博実副理事長などがそのあとオンラインによる記者会見に応じた。そのなかで村井チェアマンから、来季2022シーズンの開幕から「入場制限なし」で全カード開催を目指す方針が示された。

 現在、新型コロナウイルスの感染者の国内での大幅な減少に伴い、政府は大規模イベントに関して、入場緩和を進めている。そうしたなか、間もなくJリーグは最終節を迎えるが、今シーズン中と今後についての対応を問われ、村井チェアマンは次のように答えた。

「現在、Jリーグでは入場制限なしでの運営は行われていません。上限完全撤廃で、いわゆる感染症対策をしながら、大声を出すという認定から外れる応援スタイルも順守する状況下、100パーセント(制限なし)で迎えられるのは、来シーズン開幕からの流れになるのではないかと思っています」

 そのように来季開幕時、「声出し」は難しいとしながらも、制限なしでの入場を目指す方針が示された。

 政府分科会は11月19日、Jリーグやプロ野球など大規模イベントについて、これまで5000人もしくは定員50パーセントの多いほうを上限としてきたが、今後、感染防止計画を策定すれば、制限なしの100パーセントまで認める方針を示した。しかしJリーグでは、その詳細がまだ不明であること、すでに1席空けでチケット販売をしていることなどから、今季中の「制限なし」は見送られたという。

 村井チェアマンは「政府方針は11月19日に説明されていましたが、そこから最終節の4日・5日などを考えると、Jリーグのチケットの販売期間は非常に短いことが現実の話だったと思います。与えられた条件の中でお客様をお迎えすることが次のシーズンにつながり、しっかり準備したいと思います」と語った。

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[文:サカノワ編集グループ]