JFAがバイエルンと協定更新。オリバー・カーンCEO「世界トップクラスの選手を育成する」
バイエルンのレロイ・ザネ。(Photo by Sebastian Widmann/Getty Images)
田嶋会長「今後は女子も育成年代の選手を派遣」。
日本サッカー協会(JFA)は11月30日、このほどドイツ・ブンデスリーガ1部のFCバイエルン・ミュンヘン(FC Bayern München)とのパートナーシップ協定を更新したと発表した。この協定締結により、両者の関係強化や日本、バイエ ルンにおけるサッカー発展のため、今後さらに積極的に相互協力を図っていく。
JFAは現在、FCバイエルン・ミュンヘンの他、フランスサッカー連盟やベトナムサッカー協会、パラグアイサッカー協会といった27の連盟・協会・クラブとパートナーシップ協定を締結している。
バイエルンと更新する協定の概要は下記の通り。
■協定内容
以下の分野におけるサッカーの相互利益、促進、成長、成功に向けた両者の関係強化
・JFAアカデミーとバイエルンアカデミーとの関係強化、育成分野での情報交換・交流
・トップチームレベルでの連携強化・交流
・グラスルーツプログラムの実施・交流
・日本のアンダーカテゴリー代表向けサポート
・オンラインワ-クショップ開催
■期間
2021年より3年間
■コメント
FCバイエルン・ミュンヘン CEO
オリバー・カーン
(Oliver KAHN)
「日本はアジアにおけるサッカーの強豪国です。2002年のFIFAワールドカップでは、日本人のサッカーに対する情熱を身をもって体験することができました。
日本サッカー協会との連携を継続することとなり、世界トップクラスの選手を育成するという共通の目標を達成するためにも、今後は緊密な交流をしていく必要があります。
なお、ワールドクラスの活躍を見せる熊谷紗希選手が現在 FCバイエルン・ミュンヘン女子のトップチームに所属していることをとても誇りに思っています」
FC バイエルン・ミュンヘン マーケティングディレクター
アンドレアス・ユング
(Andreas JUNG)
「FCバイエルン・ミュンヘンにとって、日本はとりわけ魅力のあるマーケットです。FCバイエルンは数年前、日本で一つ目となる FCバイエルン・ツネイシサッカースクールを開校しました。
今回のパートナーシップ協定延長を通じ、FCバイエルン・ミュンヘンの海外戦略を強化していきたい所存です」
日本サッカー協会会長
田嶋幸三
「この度のFCバイエルン・ミュンヘンとのパートナーシップ協定の延長を大変嬉しく思います。FCバイエルン・ミュンヘンは世界でもトップの中のトップに位置するクラブで、選手育成やチーム強化策など学ぶべきことが多くあります。
2018年にパートナーシップ協定を締結して以降、同クラブとさまざまな分野で連携していますが、中でも育成年代の選手派遣を通じて指導方法や選手の才能の見分け方など、非常に貴重な情報を共有していただいています。
現在、熊谷紗希選手が女子のトップチームに所属していますが、今後は女子も育成年代の選手を派遣し、それぞれの発展に生かしていきたいと考えています。このパートナーシップ協定が両者にとって実り多きものになることを確信しています」
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[文:サカノワ編集グループ]