「旗手、早く来て!」なぜセルティックは24歳日本代表の移籍決定を急ぐのか?ポステコグルー監督もやきもき!?
東京オリンピックでの旗手怜央。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
“決定”は近づいている!? それとも…。
J1リーグ連覇を決めた川崎フロンターレに所属する日本代表MF旗手怜央の、スコットランド1部セルティックFCへの移籍決定が近づいていると国内外で連日報じられている。現地では、川崎での全日程終了後1日も早く、この24歳の日本代表アスリートがスコットランドに来ることを願っているそうだ。
『デイリー・レコード』によると、最も懸念されるのが新型コロナウイルスの新たなオミクロン株の影響だ。日本からの入国制限がかかれば、この移籍の話自体がどうなるか読めなくなると心配する。
加えて、そもそものチーム事情がある。前横浜F・マリノス指揮官であるセルティックのアンジェ・ポステコグルー監督は、旗手を左サイドバックの即戦力として期待している。現在、セルティックの左サイドバックは本職不在の状況が続いていて、クロアチア代表DFヨシプ・ユラノビッチが務めることが多い。ただし彼は右サイドが主戦場である。
また「労働許可と事務手続き」なども考慮。確かに1日も早いほうが良いというのは頷ける。
加えて、旗手は移籍金ゼロで獲得できると言われている。東京オリンピック日本代表、そしてフル代表にも選出されたタレントが、フリートランスファーの立場になる。しかも、左サイドバックと2列目でプレーできる能力を考えると、さらに格上の他クラブが獲得に名乗りを上げることは十分あり得る。
そういった駆け引きもあり、日本代表FW古橋亨梧に続き、とにかく早くセルティック・パークに迎え入れたい考えだ。
川崎は天皇杯も勝ち残っていて、決勝まで進むと12月19日に試合が組まれている。
そしてもう一人セルティック行が噂される前田大然については、違約金が発生するということ。詳細を詰めるには少し時間がかかるか。
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[文:サカノワ編集グループ]