Jクラブ共通の問題に。TwitterなどSNSでの選手・スタッフへの誹謗中傷で千葉が警告
千葉のメンバー(ちば銀カップより)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
関係当事者は看過できない大変な精神的苦痛を被っている。
ジェフユナイテッド市原・千葉は5月2日、「SNSメディアを使用した誹謗中傷行為について」と題したメディアリリースを発表し、特定の選手やスタッフに対する虚偽事実の記載と誹謗中傷を慎むように呼びかけた。
クラブによると、「この度、TwitterなどのSNSメディアを使用して、特定の選手やスタッフに対して虚偽の事実を記載するなどし、同人らを誹謗中傷する行為が確認されています」と、問題を認識。次のように発信者に警告した。
「かかる行為は、当事者及びそのご家族はもとより当クラブに対しての名誉毀損を構成するものであり、実際、関係当事者は看過することのできない大変な精神的苦痛を被っています。今後は上記のようなSNSメディア利用を厳に慎んでいただきますようお願い申し上げます。
ジェフユナイテッド市原・千葉では、今季J1昇格という目標に向け、サポーターの皆さまと一緒に喜びを分かち合うべく日々取り組んでおります。今後とも温かいご支援・ご声援を頂きますようお願い申し上げます」
同様に浦和レッズも4月12日に「SNSに見られる発言について」と題して、次のように声明を出していた。
「ここ最近、TwitterなどのSNSで、選手のなりすましアカウントなどによる、特定選手に対する差別や誹謗中傷を行う看過できない発言が、日常的に見受けられるようになっています。浦和レッズは、2014年に国際サッカー連盟(FIFA)総会の決議を尊重し『人種、肌の色、性別、言語、宗教、または出自などに関する差別的あるいは侮辱的な発言または行為を認めない』とする差別撲滅宣言をしており、上記のようなSNSなどの発言を容認することはできません」
Jリーグクラブの共通する問題として、関係機関・企業と連携しながら、対策が求められそうだ。
文:サカノワ編集グループ