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引退する阿部勇樹が天皇杯を戴冠「浦和レッズに関わる全ての皆様おめでとう。そして、ありがとう」

引退を発表した阿部勇樹が天皇杯を掲げる。浦和が2018年大会以来、3年ぶりに戴冠!写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ACL出場権獲得、2022年へつなげる大きな1勝に――。

 [天皇杯 決勝] 浦和 2–1 大分/2021年12月19日14:00/国立競技場

 天皇杯決勝・浦和レッズが江坂任の先制弾と槙野智章のアディショナルタイム決勝ゴールで大分トリニータに2-1の勝利を収め、3年ぶり通算8度目(三菱自動車時代を含む)の優勝を果たした。

 今シーズンでの引退を発表している阿部勇樹はこの試合、メンバー入りならなかった。延長120分、さらにPK戦――延長突入時に交代枠も一つ増える(最大6人)など、そのレギュレーションのなか、リカルド・ロドリゲス監督が下した苦渋の決断でもあった。

 ただ、クラブとしての目標は変わらない。阿部に天皇杯を掲げてもらう――。それを合言葉に一丸となって戦ってきた。

 文字通りの大願成就。阿部がキャリアの最後、新国立のピッチに立ち、6万人近い観客の前で天皇杯を戴冠した。

 阿部は試合後、自身のSNSのツイッター(@daikichi22abe)を更新し、次のようにサポーターへ感謝した。

「天皇杯勝利、優勝という形で送り出していただきました^_^

 ありがとうございました 

 たくさんのサポーターが笑顔で帰宅されたはず^_^

 それを考えると嬉しいな! 最高の応援をありがとうございました!

 浦和レッズに関わる全ての皆様、 おめでとう

 そして、ありがとう」

 関根貴大はこのタイトルを「終わりであり、始まりでもある」と語っていた。ACL(アジアチャンピオンズリーグ)の切符も掴んだ。2022シーズンにつながる大きな1勝。2021年の最後は阿部とともに、たくさんの最高の笑顔で、最高の形で締めくくってみせた。

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[文:サカノワ編集グループ]

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