欧州移籍市場のトレンド、本田圭佑が語る「佑都がFC東京に決まりましたね」
本田圭佑。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
FCバルセロナでさえも――。
ワールドカップ(W杯)に3大会連続で出場している元日本代表MF本田圭佑(FKスードゥヴァ・マリヤンポレ)がこのほど、ユーチューブの自身公式チャンネルで視聴者からの質問に答えるライブ配信で、盟友である長友佑都のFC東京復帰について言及。多くの日本人選手がヨーロッパからJリーグに復帰したが、ヨーロッパの最新の移籍トレンドについて“解説”した。
これはリトアニア1部スードゥヴァへの移籍が決定する直前に配信されたもの。長友のFC東京復帰について質問されると、本田は次のように語った。
「(長友)佑都がFC東京に決まりましたね。どれぐらですかね、約10年ぐらい欧州にいましたね。今年、海外組が日本に戻るケースが多かったですが、やっぱりサッカー界ね、経済的に厳しいです」
そのように自身の経験も踏まえて続ける。
「バルセロナでさえ結構厳しいという噂を聞きます。おそらく日本に戻った中で、ヨーロッパに残りたかった選手も多かったと思います。佑都もその一人だったんじゃないかな。どのクラブもお金を出せない。選手たちはそれで生活しているわけで、家族のいる選手も多い。厳しく苦渋の決断」
オファーがあって成り立つ世界である。半年、1年先が読めないのもまた事実だ。
「日本に戻ることが妥協したと思われるのは困るし、そういう言い方を選手たちもしないでしょう。多分、理想はヨーロッパに残ることだったけれども、いいオファーが来なかったのが事実でしょうね」
結果的にJリーグが受け皿になった形もあった。ただ、決断したからには、彼らの特別な決意を見守ってほしい――。そんな思いが感じ取れた。
自身はトップリーグ9か国目となるリトアニアでの戦いを選択。18日には自身のツイッター(@kskgroup2017)で、「体はまだまだいけると言ってる。」と好感触を発信している。新天地デビューが待たれるところだ。
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[文:サカノワ編集グループ]