ベレーザの日本女子代表MF遠藤純が米国エンジェル・シティに完全移籍「東京五輪で全て劣っていると実感」
遠藤純。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
「今の自分を変えてもっと世界で戦える、もっと応援される選手になりたいと強く思いこの移籍を決めました」
WEリーグの日テレ・東京ヴェルディベレーザは12月21日、サッカー日本女子代表(なでしこジャパン)のMF遠藤純(ENDO Jun)がアメリカのエンジェル・シティFC(Angel City Football Club)に完全移籍することが決まったと発表した。遠藤は1月5日の皇后杯準決勝まで、日テレ・ベレーザの一員として戦う。
遠藤は2000年5月24日生まれ、福島県出身。167センチ。これまでのキャリアは、ホワイトリバーフットボールクラブ ― Vamos福島ホワイトリバーフットボールクラブ ― JFAアカデミー福島 ― 日テレ・東京ヴェルディベレーザ。
今季リーグ8試合・0得点。2019年女子ワールドカップ(W杯)、2021年東京オリンピックの日本女子代表。
遠藤は次のようにコメントしている。
「この度、AngelCityに移籍をすることを決断しました。
ベレーザでプレーした3年間は、私のサッカー人生の中で大きな財産となりました。永田ヘッドコーチのもとで日々トレーニングをしたことで苦手を得意に変えることができましたし、一つひとつのプレーを追求することで、サッカーがより大好きになりました。
素敵なスタッフの皆さんや仲間、サポーターの方々に囲まれた環境でプレーできたことに心から感謝しまMF
今回の移籍を決断した理由はいくつかありますが、東京五輪で自分の技術やゴールへの執着心、ハードワーク、フィジカル、全てにおいて世界の選手と比べてかなり劣っているとを痛感しました。だからこそ、今の自分を変えてもっと世界で戦える、もっと応援される選手になりたいと強く思いこの移籍を決めました。
最後に約3年間、本当にありがとうございました。
WEリーグ初年度をベレーザで戦うと決めていながら、このタイミングでチームを離れることを申し訳なく思っていますが、今まで以上に強く、たくましいサッカー選手として、一人の人間として大きく成長する事で恩返ししたい思います。
12月25日から始まる皇后杯では、ベレーザに関わるすべての皆さんへの感謝の気持ちを大切にし、チームの勝利に貢献できるようなプレーをしたいと思います。引き続き応援宜しくお願いします」
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[文:サカノワ編集グループ]