キャラガーが決定機逸の南野拓実を批判「リバプールでのキャリアを象徴」。アーセナル戦、シュート17本打ちながらスコアレスドロー
アーセナル戦を終えたあとのリバプール南野拓実(右)とロベルト・フィルミーノ。 (Photo by Michael Regan/Getty Images)
リーグカップ準決勝ホームでの第1戦、終盤のビッグチャンスを決め切れず…。
[EFLカップ 準決勝 1st] リバプール 0-0 アーセナル/2022年1月13日19:45(日本時間14日4:45)/アン・フィールド
イングランド・リーグカップ(EFLカップ)準決勝第1戦、リバプールFCは一方的に攻めながらアーセナルFCとスコアレスで引き分けた。リバプールの南野拓実は左ウイングで先発してフル出場、アーセナルの冨安健洋は負傷のため欠場した。シュート数はリバプールの17本対3本と一方的に攻めながらも、枠内はわずか1本(アーセナルも同数)と精度を欠いた。
そうしたなか南野は90分にクロスからのこぼれ球に対し、ゴール前へ詰めてフリーでシュートを放ったが――。ボールは大きく枠を越えて、ビッグチャンスをフイにした。
『リバプール・エコー』によると、元リバプールの解説者ジェイミー・キャラガー氏はこの日の南野について、彼がいかにリバプールで地位を確立できずにいるのかを示す典型例のパフォーマンスだったと批評したという。
そして試合終盤の決定機逸について、次のように評している。
「彼はパニックになり、走り込んでシュートを放っています。落ち着いていれば、サイド(再度キック)でシュートを打つこともできました。一言で言えば、この夜のリバプールを象徴するものであり、ミナミノのリバプールでのキャリアを象徴するものでした」
26歳の日本代表アタッカーは、このコンペティションで4得点を決めていた。それだけに、ここで決めていれば――南野が改めて“ヒーロー”になることもできただけに悔やまれる。
キャラガー氏は「彼にはまだ何も起きていません。リバプールのシャツを着て多くのことをやり遂げていません」と、こうした大一番でこそインパクトを求めている。
南野は同カップ戦、4試合・4得点・1アシスト。アーセナルとの準決勝2回戦は、日本時間1月21日4時45分から行われる。
またリバプールは次戦プレミアリーグで、日本時間16日23時からブレントフォードFCとホームで対戦する。
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[文:サカノワ編集グループ]