GK東口順昭が32歳の誕生日に復活、魂の守備で勝点1をもたらす
G大阪のGK東口(写真はルヴァンカップ浦和戦より)写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
日本代表の西野朗監督が見守るなか、”バットマン”スタイルでビッグセーブを見せる。
[J1 14節] 横浜FM 1-1 G大阪/2018年5月12日/日産スタジアム
ガンバ大阪のGK東口順昭が4月21日の9節・セレッソ大阪戦で味方同士で衝突して右頬骨(きょうこつ)と右眼窩(がんか)底の骨折を負って以来、5試合ぶりに戦列復帰を果たし、フル出場を果たした。ちょうど5月12日が32歳の誕生日。気持ちのこもった守備を再三披露し、チームに勝点1をもたらした。
まさに魂の守備だった。
黒いフェイスガードをつけた”バットマン”スタイルで試合に臨んだ東口は、空中戦で怯まずボールをキャッチ。32分には仲川輝人の決定的なシュートをセーブし、悪くなりかけた流れを断ち切ってみせた。
天野純に鮮やかな直接FKを決められたものの、後半は一方的に攻め込まれながら横浜FMの放つ18本のシュートの前に立ちはだかり、辛うじてドローに持ち込んだ。
この日は「前日にいきなり練習をした」とレヴィー・クルピ監督が言う3バックを採用。「選手たちはよく対応してくれた」と”合格的”を与えた。そして――視察に訪れた日本代表の西野朗監督らスタッフの目にもしっかりインパクトを残したはずだ。
文:サカノワ編集グループ