【日本代表】浦和DF酒井宏樹が国内合宿&流経大戦を総括「チームメイト相手だとなかなか対人に強く行けないので、その意味では、いい確認になりました」
酒井宏樹。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
「もうちょっといいコンディションでやりたかった」という強風も、「そのアクシデントを含め実戦らしかった」。
サッカー日本代表の候補者合宿最終日の1月21日、酒井宏樹(浦和レッズ)が流通経済大学とのトレーニングマッチ(〇7-0)のあと、オンラインによる取材に応じた。
酒井は4-3-3の右サイドバックとして前半45分間プレー。メンタル的に“闘う”状態に戻ってきたという。
「天皇杯の決勝から2、3週間の時間があり、しっかり試合に戦える体に戻せたキャンプになりました。(物足りなかったのでは?)リフレッシュできたので、かなり体は軽くなったと思います。昨シーズンの最後のような、ただ試合をこなしている状況ではなく、プレーするのが楽しい状態に上がってきています。もちろん、まだトップレベルにはないので、ここからこなして上げていかなければと思います」
今回は国内組のみが招集された。このあとのカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のホーム2連戦(27日:中国代表戦、2月1日:サウジアラビア代表戦)は何人かの主力がケガのため参加できない。その中でポジション争いなども起きそうだが――そのような問いに、酒井は次のように語った。
「競争があるのはいいことですが、まずチームが一番。ライバルではありますけれど、チームメイトです。そこは履き違えず、チームが強くなるために。まず、味方とか相手ではなく、自分のコンディションやプレーに集中して、それがチームのためになると思うので、そこを追求していきたいです」
またこの代表合宿では、なかなか“強く”当たりに行くことが難しかっただけに、最後に大学生相手ではあったが実戦形式を経験できたのはプラスだと振り返った。
「(日本代表の)チームメイト相手だとなかなか対人に強く行けないので、その意味では、いい確認になりました。当たるところ、当たるタイミング。またスプリントも何度か試しました。ただ風が強すぎたので、もうちょっといいコンディションでやりたかったところはありました。そういうアクシデントを含め実戦らしかったので良かったと思います」
そして日本代表の不動の右サイドバックは中国戦に向けて、「今日は公式戦ではなかったので、しっかりイメージして体を作っていきたいです」と語った。
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[文:サカノワ編集グループ]