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浦和が大型DFテランダーを補強へ。今夏で所属のオールボーと契約満了、コペンハーゲンと競合か

ラスムス・テランダー。(Photo by Andreas Hillergren/EuroFootball/Getty Images)

ショルツとデンマークリーグでも対戦。

 デンマーク1部リーグのオールボーBK(AaB)に所属しキャプテンを務めてきたDFラスムス・テランダー(Rasmus Thelander)が、J1リーグの浦和レッズに移籍する可能性が浮上した。デンマークメディア『BT』が5月12日、「テランダーと浦和レッドダイヤモンズの間で話し合いが行われている」と報じた。

 テランダーは1991年7月9日生まれ、デンマークの首都コペンハーゲン出身の30歳。191センチ。今シーズンはリーグ戦では出場停止となった最終節を除く全21試合に3バックの右ストッパーとしてフル出場。いずれもキャプテンを務めた。U-18・19・20と各世代別のデンマーク代表にも選ばれている。

 続く上位ラウンドでは5試合に先発フル出場。しかし5月に入ってからの3試合はベンチ外となっている。

 加入3シーズン目のテランダーは、今季でオールボーとの契約満了を迎える。これまでのところ、フリーになったあとFCコペンハーゲンに加入する噂が出ていたという。

 しかし、今回の記事では、テランダーサイドと浦和で話し合いが行われていると伝え、「日本のクラブはこのプロフェッショナルを獲得することにとても興味を持っている」というのだ。

 また、デンマーク出身である、キャスパー・ユンカー、アレクサンダー・ショルツの二人がすでに浦和で活躍していることにも触れている。ちなみにショルツとも昨季までリーグ戦で対戦している。

 テランダーはこれまで、ギリシャ、スイス、オランダと国外のクラブでプレーした経験を持っている。

 犬飼智也、酒井宏樹が離脱し、さらに大畑歩夢も手術を受けてようやく戦列に戻ろうとしている。ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)との連戦を考えると、浦和は最終ラインの補強が急務になっていると言える。

 そこにパワーとテクニックを備えたセンターバックのテランダーが加われば確かに百人力だが――。リカルド・ロドリゲス監督のスタイルにフィットする可能性は十分ある。

 ただ外国籍選手の枠を考えると、すでにダヴィド・モーベルグ、アレックス・シャルクと「4枠」(5人まで出場可能)が埋まっていて、さらにフェイエノールト・ロッテルダムのFWブライアン・リンセンの獲得も噂されている。助っ人6人体制で挑むのか? そのあたりも注目点になる。

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