【浦和】副審を突いた金子拓郎の退場劇、スコルジャ監督が試合後に語っていた「拓郎はロッカーで全員に謝罪した」
浦和のスコルジャ監督 写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA
GK西川周作は練習試合で「メディカル的な問題」。
[J1 34節] 横浜FM 4–0 浦和 / 2025年10月18日14:03 / 日産スタジアム
J1リーグ34節、浦和レッズは10月19日、前日の横浜F・マリノス戦の後半アディショナルタイムに副審の胸を手で突いて一発レッドカードで退場処分を受けた金子拓郎について、チーム活動から離脱すると発表した。
審判に対する攻撃的な行為を、クラブは重く受け止めた。クラブの発表によると、試合後、堀之内聖スポーツダイレクター(SD)と金子が面談。深く反省をしていた金子だが、翌日の活動からの離脱の判断が下すことが伝えられたという。
今後はJリーグの規律委員会から懲罰が発表される。類似行為の再発防止の観点からも、規約に則り、複数試合出場停止の厳罰が下される可能性が高い。
浦和のマチェイ・スコルジャ監督は横浜FM戦の試合後の記者会見で、「(行為が起きた)その瞬間は見ていませんでしたが、スタッフからその状況を聞きました。拓郎はロッカールームで、チーム全員に謝罪しました。私が彼に言ったのは、審判に謝罪するようにということでした。こうしたことは起こってはいけませんし、起こってしまうと嬉しくはありません」と語った。
また、GK西川周作がベンチスタートとなった理由について、牲川歩見のリーグ戦での起用を「数週間前から考えていた」と説明。インターナショナルマッチウィーク中の東京ヴェルディとの練習試合で、西川に「メディカル的な問題」があったことも判断材料になった。
安部裕葵の浦和での公式戦デビューという嬉しいニュースもあった。ただ、指揮官の言う通り、やはり大敗に加えてアディショナルタイムの退場劇により、後味の悪い重い1敗となってしまった。
いま読まれている記事>>【横浜FM-浦和】誤審でオフサイドを見逃した疑い。なぜVARも気付けなかった!?
浦和は10月25日、ホームの埼玉スタジアムでFC町田ゼルビアと対戦する。ホームでは残り2試合だ。