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【浦和】名古屋戦へユンカー、明本考浩が復帰か。リカルド監督「全員が試合に臨める状況にある」

浦和のキャスパー・ユンカー。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

チームとしてのターゲットは12日・19日の天皇杯。

[J1 38節] 名古屋 – 浦和/2021年12月4日14:00/豊田スタジアム

 J1リーグ浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督が12月3日、翌日の名古屋グランパス戦に向けた記者会見をオンラインで行った。就任1年目のリーグ最終戦に向けて指揮官は「もちろん勝利を狙います」と意欲を示すとともに、「ゲームプランについてあまり細かくは言えませんが、少し変更点があるとは言えます」と明かした。

 5位以下が決まり、リーグ戦でのアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の出場権獲得はなくなった。ただ最後の相手はまだ4位入りの可能性を残す名古屋。ホームゲームはスコアレスで引き分けている。

 浦和としては、タイトル獲得とともにACL出場権を獲得できる天皇杯へ全力を注ぐ。そうしたなか、「これまでケガ人などがいましたが、今週は全員で練習できました。その天皇杯に向けて、できるだけいい状態で挑めるようにしていきたいと思っています。(名古屋戦での)ゲームプランについてあまり細かくは言えませんが、少し変更点があるとは言えます」と語った。

 リカルド・ロドリゲス監督は今回の試合でのメンバー編成について、「あまりヒントを与えたくありませんが、全員がトレーニングできて、全員が試合に臨める状況にあります」と語った。

 このあとは天皇杯の準決勝・セレッソ大阪戦を控えているだけに、今季で退団する選手のメンバー入りもあり得るか。

「名古屋戦は、もちろん勝ちたいです。今年の前半戦で勝てなかった相手に、勝利を収めたいです。名古屋も鹿島アントラーズの結果によっては(4位に入れる)、という状況でモチベーションは高いと思いますが、勝利できれば名古屋と勝点で並べます。それもモチベーションになっています。同時に選手たちの状態を最高のところに持っていくことも、目標になっています」

 リカルド監督は前節のホーム最終戦・清水エスパルス戦(●0-1)のパフォーマンスがあまりに悪かったと認め、「前節は失望した人も多かったと思います。(最終戦で)サポーターの皆さんに誇りを感じてもらえるように、しっかりと名古屋戦で戦い、前節での悪いイメージを払拭したいです。さらにそのあと、天皇杯を獲りに行きたいと思います」と勝利を掴み、再びチーム状態を上向けることを誓った。

 負傷から復帰したチーム最多得点(9ゴール)のキャスパー・ユンカーの先発起用はあるのか? 明本考浩の復帰は? どのようにリーグ戦を締め、そして天皇杯へ向かうのか注目だ。

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[文:塚越始]

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