【横浜FM】畠中槙之輔が復活!チアゴ・マルチンスと誓った再会「味方なのか敵なのか分からないけれど、いつか同じピッチに立とう」
横浜F・マリノスの畠中槙之助(左)とチアゴ・マルチンス。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
山形とのトレーニングマッチで60分間プレー。
J1リーグ横浜F・マリノスのDF畠中槙之輔が2月2日に行われたJ2リーグのモンテディオ山形とのトレーニングマッチ(30分×4本 ※非公開)で60分間プレーし、昨年8月に左ハムストリング付着部損傷を負って以来約6か月ぶりに実戦復帰を果たした。
そのあとオンラインによる取材に応じた26歳のセンターバックは、コンディションや手応えについて次のように語った。
「自分としてもワクワクしました。チームにとって(今季プレシーズン)初めての対外試合でもあり、キャンプでコロナ陽性者が出るなどいろいろありましたが、作ってきたものをやってみようというなか、ある程度の手応えを掴める内容でした。自分たちのやりたいことをやれた試合内容でした」
畠中はペース配分を意識。感覚を取り戻していけたと言い、現在のコンディションも「始動した時よりもどんどん仕上がってきています」と好感触を得る。リーグ開幕(2月19日・アウェー/セレッソ大阪戦、2月23日・ホーム/川崎フロンターレ戦)を見据えて順調ということだ。
そしてこの日、2019年のリーグ制覇を果たすなど3年間ともにF・マリノスの防波堤を築いてきたセンターバックの盟友、チアゴ・マルチンスの退団が発表された。
リーグ最強と言って過言ではないCBコンビだった。その相棒の突然の惜別に、畠中は率直な思いを語る。
「チアゴに助けられる場面や試合がたくさんありました。そしてこれから、自分としても勝負のシーズンを迎えます。今まで助けてもらってきただけに、今度は相方であり、チームメイトであり、自分が助けられるように、もっと成長しなければいけない。そこがよりハッキリ出る年で、それは自分も成長のためならば嬉しいこと。気合いを入れて頑張りたいと思います」
また、チアゴとの最後のエール交換についても明かしてくれた。
「ずっとサッカー選手をしていれば、どこで再会するか分かりません。また一緒に、それが味方なのか、敵なのかは分からないけれど、同じピッチでサッカーをするのを楽しみにしている、と言って送り出すことができました。それがいつになるのか、叶うのかは分かりません。その時にしっかり、俺はここまで成長できたんだぞ、とチアゴに見せつけたいです」
J1リーグ開幕まであと約3週間、畠中はここから90分の試合勘を取り戻していきたいと強調していた。
そしてふと「マリノスで試合に出られている経験は、僕にとって宝物ばかりです」とも語っていた。加入から5シーズン目、あらゆる思いと全ての力を横浜F・マリノスの勝利のために注ぐ。
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[文:塚越始]