「パフォーマンスをチェックしたい」W杯は不確定。西野監督が本田圭佑を招集した意図は?
日本代表に選出された本田圭佑。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
中南米でのプレーが代表の中で生きるのか。
日本代表の西野朗監督らが5月18日、都内で記者会見を行い、FIFAワールドカップ・ロシア大会に向けた国内最後の壮行試合となるキリンチャレンジカップのガーナ代表戦(5月30日/日産スタジアム)に向けたメンバー27人を発表した。そのなかでメキシコのパチューカに所属するMF本田圭佑について、西野監督は次のように招集の意図を説明した。
「本田に関しては、ステージが中南米というまた違ったコンディションの中でやっているため、代表のなかでのトレーニングやゲームのパフォーマンスのところでチェックしたいと思いました」
昨年7月からの1年間、メキシコリーグのパチューカでプレー。29試合10ゴールと結果を残した。ただし前期は12位、後期リーグは6勝5分6敗の9位に終わっている。現在は東京ヴェルディで調整を続けているが、そのパフォーマンスをチェックしたいと指揮官は説明した。
「彼のプレーは皆さんご存知の通り、代表には欠かせない。そいいうパフォーマンスを見せて、さらに期待し、貢献してほしい。そういうなかでの選出になります」
西野監督はそのように本田に期待を込めた。その起用法についても注目が集まる。21日から国内合宿が開始するが、決して本田にもワールドカップの代表枠が約束されているわけではなさそうだが、果たして――。
取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI