【札幌】浦和から移籍の興梠慎三がホーム開幕戦で初ゴール「強いコンサドーレにしていきたい」

下がりながらもしっかりミート、左足で決める！

[J1 ２節] 札幌 1-1 広島／2022年２月26日15:00／札幌ドーム

　浦和レッズから北海道コンサドーレ札幌に今季期限付き移籍したFW興梠慎三がサンフレッチェ広島戦、11分に加入後初ゴールを決めた。ホーム開幕、２節でのファーストゴールに。試合は森島司の同点弾により、１-１で引き分けた。

「いい立ち上がりから、いい形で得点できました。ただ清水戦と同じく２点目を取れなかったこと、ゼロで抑えることができなかったこと、その反省点を改善できなかったので、悔しいです。勝ち切れる力をもっとつけていきたいです」

　興梠はそのように試合を振り返る。

　また、下がりながら決めた札幌での初ゴールについて、「若干後ろから来たボールで合わせるのが難しかったですが、ミートすることだけを考えました。ゴールの位置は自分なりに把握していたので、体をひねってファーを狙い、上手くいいコースに飛んでくれました」と振り返った。

　とはいえホームで勝利を届けられず。札幌の23番は「たくさんのサポーターが見てきてくれているなか、個人とチームの結果を出したかった。自分がゴールできたのは嬉しかったですが、やはり勝てなかったのは、見に来てくれたファンとサポーターに対して申し訳なく思います」と悔やんだ。

　スロースターターの印象が強いが、ホーム初陣で結果を残した。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督（愛称、ミシャ）のもとで戦うと決めた、その覚悟が伝わる一撃となった。

「（１点目が決まるのが）毎年遅めなので、２節に決まって気持ちに余裕ができて、これからが楽しみになります。ただ２点、３点取れるチャンスがありましたが、そこまで“決定機”と言える形が少なかった。確実に決めなければいけないシーンをたくさん作りたい。ミシャサッカーではそこが大切なので、物足りなさは感じています」

　そして興梠自身も、「決め切る力をつけていきたいです。強い北海道コンサドーレ札幌にしていきたいです」と誓っていた。

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[文：サカノワ編集グループ]