パリ五輪へU-21日本代表、ドバイ杯で優勝。決勝サウジ戦、細谷真大が一撃!主将の藤田譲瑠チマ「自分たちのサッカーをする時間をもう少し増やせれば」
ドバイカップU23で優勝したU-21日本代表。写真提供:日本サッカー協会/(C)JFA
3試合無失点、チェイス・アンリ「西尾選手から色々と声をかけられ、自分の守備力が上がった」。
U-21日本代表が3月29日、ドバイカップU-23決勝のU-23サウジアラビア戦に臨み、柏レイソルの細谷真大のゴールで1-0の勝利を収め、優勝を果たした。
日本は初戦U-23クロアチア代表に1-0、第2戦U-23カタール代表に2-0と勝利を収めて、順位決定戦は決勝へコマを進めた。育成年代にも投資を続けて結果を残すサウジアラビアとの決勝は拮抗した展開となったが、20分、コーナーキックの流れから細谷真大が決めて先制に成功。後半はGK佐々木雅士、DFチェイス・アンリらのタイトな守備を中止にサウジアラビアの猛攻を食い止め、3戦全勝でタイトルを獲得した。
細谷とチェイス、そしてこの試合でキャプテンを務めた藤田譲瑠チマは、日本サッカー協会(JFA)を通じて、次のようにコメントしている。
▼チェイス・アンリ
「今回が初めての海外遠征になりました。最初の2試合に出れなかったことは悔しかったですし、練習でも上手くいかない時もありましたが、最後の試合で出場して、決勝を無失点で終わることができて良かったです。今日の試合でコンビを組んだ西尾(隆矢)選手にも色々と声をかけられて、そのおかげで自分の守備力が上がり、個人で守るだけでは守りきれないので、改めて組織として守らないといけないなと感じた部分では成長につながったと思います」
▼藤田譲瑠チマ
「今後控える公式戦でも身体能力の高い選手と戦うことになるので、そこに関してこのドバイカップはすごくいい準備、経験になりました。自分たちが覚悟を決めるための良い期間になったと思います。自分たちのサッカーをする時間をもう少し増やすことができればいい内容の試合ができたというところは反省点で、そこは所属チームで技術を磨いたり、身体能力を高めたり、次の活動までに取り組みたいと思います」
▼細谷真大
「今日のゴールは、これまでもセットプレーの練習には時間をかけて取り組んできて、ドバイカップの最後の試合でセットプレーから点が取れたのはチームとして本当に大きいと思います。ゲーム全体としては、立ち上がりは良かったものの、後半に入って徐々に足が止まってきて、相手の攻勢を凌ぐ形になってしまいました。それでも3試合無失点というのはいい結果だったと思います。セットプレーでゴールを決めたのがプロになってから初めてで、素直に嬉しかったです」
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[文:サカノワ編集グループ]