【浦和】新FWシャルク来週にも合流。リカルド監督「勝者のメンタリティを持っている」と期待

２日のアウェー札幌戦、調子を上げる松尾佑介にメンバー入りの可能性。

　J1リーグ浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督が４月１日、オンラインによる取材に応じて、翌日のアウェーでの北海道コンサドーレ札幌戦に向けた抱負と現在のチーム状況などを語った。

　そのなかでこのほど獲得が発表されたオランダ人FWアレックス・シャルクの合流時期について「近々合流できると聞いています」として、検疫などに問題がなければ来週には合流見込みであると語った。一方、ACL（アジアチャンピオンズリーグ）を含め超過密日程のなかでの合流となるため、チームにフィットするための時間のなさを課題を挙げていた。

　そして指揮官は次のようにシャルクへ期待を寄せた。

「彼はプレスも怠らず、サイドでも前線でもプレーできる選手です。勝者のメンタリティを持ち、常に勝利を求めているとも聞いています。得点力も備えています。

　これから多くの大会を戦うので、選手が増えればローテーションも可能になります。昨年はキャスパーと明本（考浩）が同時にケガをしたため選手が足りない状況に陥りました。攻撃的な選手が多ければ、ケガ人が出た時の代わりになりますし、層の厚さを示せます。

　全員がいい状態であれば、私にとってオプションが増えます。年末など疲労の蓄積が出てくる頃など、その選手層の厚さが生きてくると思います」

　また、このインターナショナルマッチウィーク中に行われた大学との練習試合では、横浜FCから今季加入した松尾佑介が５ゴールを決める活躍を見せた。その松尾のフィット具合について問われたリカルド監督は次のように語った。

「（松尾の活躍は）非常にポジティブなことの一つでした。あと少しでメンバー入りするところまで松尾は来ていましたが、コンディションが上がってきています。大学生相手とはいえ５ゴールを決めるのは簡単なことではありません。彼がプレーするチャンスはあります」

　そのように札幌戦でのメンバー入りを示唆した。

　果たしてどのようなメンバー構成になるのか!? 元浦和のペトロヴィッチ監督率いる札幌と撃ち合い必至。そこでしっかり３ポイントを掴み、今季初の連勝を果たしたい。

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[文：塚越始]