W杯対戦決定、ドイツメディアの反応「安堵のため息」「ラッキー」。日本代表は眼中になし
日本はカタールW杯グループEに決定。 (Photo by David Ramos/Getty Images)
早くもベスト8での対戦を心配する。
カタール・ワールドカップ(W杯)の組み分け抽選会が4月1日(日本時間2日)にカタールの首都ドーハで行われ、日本はスペイン、ドイツ、コスタリカorニュージーランド(プレーオフ)と同じグループEに入った。
いずれもワールドカップでは初めての対戦になる。特にヨーロッパの優勝経験国であるスペイン、ドイツとは、7大会目の出場にして、ある意味、やっと顔を合わせる機会になった。
この対戦が決まったあと、ドイツ最大部数を誇る大衆紙『ビルド』は、「ドイツは十分に勝てる」と、この組み合わせを“歓迎”している。
昨年開催されたEUROでは決勝トーナメント1回戦で敗れた。それでもW杯予選は余裕の1位突破を果たしている。まだ安定感を欠くだけに、少なからず危機感があったなかでこの組み合わせが決まり、同メディアは「安堵のため息をついている」「このグループに入れたのはラッキー」「ベスト16進出が義務と言えるグループに入った」と、ドイツ“楽勝”ムードと見る。
ドイツ(12位)と比較すれば、FIFAランキングでは大幅に下位である日本(23位)、コスタリカ(31位)orニュージーランド(101位)はまったく眼中に入っていない(ちなみにスペインは7位)。
さらには決勝トーナメント1回戦も「ベルギー、クロアチア、モロッコ、カナダとの対戦で、私たちにとっては意外と簡単な仕事だ」と見ていて、「ベスト8でブラジルとの再戦があり得るので、そこが最初の山場になるだろう」と、あくまでも優勝を見据えている。
こうした自信満々なドイツは本当に滅法強いか、意外と足元をすくわれやすいか、そのどちらか両極端である。ハンス・フリック監督就任後、試行錯誤が続ているだけに、むしろ日本にとってはチャンスとも言える。初戦で対戦するが、怯むような選手はいないだろう。万全な状態で臨めれば、勝機は十分あるはずだ!
カタールW杯グループリーグの組み分けは次の通り。
▼グループA
カタール、エクアドル、セネガル、オランダ
▼グループB
イングランド、イラン、米国、ウェールズ or スコットランド or ウクライナ
▼グループC
アルゼンチン、サウジアラビア、メキシコ、ポーランド
▼グループD
フランス、UAE or オーストラリア or ペルー、デンマーク、チュニジア
▼グループE
スペイン、コスタリカ or ニュージーランド、ドイツ、日本
▼グループF
ベルギー、カナダ、モロッコ、クロアチア
▼グループG
ブラジル、セルビア、スイス、モロッコ
▼グループH
ポルトガル、ガーナ、ウルグアイ、韓国
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[文:サカノワ編集グループ]