ドイツのサッカー専門誌「日本代表はセットプレーが大きな弱点」、W杯開幕戦を前に指摘
カナダ代表のジョナサン・デイヴィッドを止める日本代表の谷口彰悟(右)。 (Photo by Martin Dokoupil/Getty Images)
失点にも直結、3本の右コーナーキックに着目。
[カタールW杯 GS1節] ドイツ – 日本/2022年11月23日16:00(日本時間22:00)/ハリーファ国際スタジアム
カタール・ワールドカップ(W杯)は11月20日(日本時間21日1:00)のグループA、カタール代表対エクアドル代表戦で開幕を迎える。そして日本代表は23日(日本時間22:00)、ドイツ代表と初戦で対峙する。FIFAランキングはドイツ11位、日本24位。
ドイツ専門誌『キッカー』は、「W杯の初戦でドイツと対戦する日本は、直前のリハーサルで敗れた」と、日本が17日に臨んだカナダ代表戦(●0-1)について詳しくレポートしている。遠藤航と守田英正の「『ダブル6』(ボランチ2人)が欠場した」なかでも、「森保監督のチームは守備面で破綻することなく、ほとんど相手に何もさせなかった」と評価もしている。
ただし、「セットプレーで大きな弱点を見せた」と指摘しているのだ。
「特に右サイドからのデイヴィッド・ホイレットのコーナーキック3本がそうだった」と、11分、17分、そして21分のスティーブン・ビトリアのゴールと、いずれも高さのあるカナダにボールを触れられている点に着目している。
また攻撃面では、9分の柴崎岳のフィードから相馬勇紀が決めたゴールのあと、「日本はこの手段(ディフェンスの裏を突くロブパス)を多用したものの、成功しなかった」と手数が限られた点にも言及していた。
指摘するCKの場面は、高さのある吉田麻也、冨安健洋、個の対応には定評ある遠藤と守田が加わることで状況は大きく変わる。何よりボランチの他にも冨安健洋ら多くの主力が欠場し、結果的に手の内をほとんど見せなかった形になる。そうしたことが対戦にどのように影響するのか。
11月23日、日本がW杯の舞台で、ついに大国ドイツと真剣勝負する時を迎える。
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