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山形対岡山の再試合決定!11分から再開!?「6つ」の未定事項とは?

(C)SAKANOWA

GK後藤に対するレッドカードの扱いは、規律委員会が判断へ。

[J2 8節] 山形 0-1 岡山/2022年4月3日14:03/NDソフトスタジアム山形

 Jリーグは4月5日、3日に行われたJ2リーグのモンテディオ山形対ファジアーノ岡山戦で「競技規則の適用ミス」があったと認め、再試合を実施すると発表した。4月26日の理事会で新たな日程が決まる予定だ。

 この試合は「競技規則の適用ミス」により、山形は約80分間にわたり一人少ない状態で試合し、結果に重大な影響を及ぼしたとし「再試合」を実施すると決定した。

 Jリーグは国際サッカー評議会(IFAB)に確認。IFABはサッカー競技規則第5条「主審」に基づき、「プレーに関する事実についての主審の決定は最終である」が、本事象は「サッカー競技規則に従っていない」ため、ただちに「主審の決定を最終である」とはならないという。なおJリーグによると、IFABは試合結果の扱いについて言及していない。

 この問題は、10分、山形のバックパスが自陣ゴールへ向かい、GK後藤雅明が下がりながら横っ飛びして手でボールを掻き出し対応。すると11分、主審は後藤に対し、決定機を止めたとしてレッドカードを提示。後藤は退場処分を受けたのだ。

 副審や第4の審判が介入せず、試合は続行。山形の國分伸太郎が交代で下がり、控えGK藤嶋栄介が出場。そして甲府の間接フリーキックで再開された。試合は90+2分の木村太哉のゴールで、岡山が勝利を収めている。

 競技規則では、あくまでもGKがペナルティエリア内でバックパスを手で処理した場合について、相手に間接フリーキックが与えられることのみ記されている。それは相手選手がチャンスを作り出す「決定機阻止=DOGSO」には該当しない。

 そしてJリーグは今後、次の6つについて検討が必要ということだ。

・再試合を前半11分から実施するか、最初から実施するか

メンバーを4月3日開催時と同様とするか、制限を設けないか

・4月3日開催試合の個人の公式記録の扱い(木村の得点の扱いなど)

・本件における費用補填の範囲

・再試合の開催日(コロナ影響などで代替試合を設定する際の45日以内のルール対象外とし、Jリーグが両クラブと協議のうえ、支障の少ない日に設定する)

・今後、同種の事象が発生した際のルールを規約に定める

 Jリーグが両クラブと協議し合い、こうした詳細を詰めていく。

 また記者会見の中で、GK後藤に対するレッドカードの扱いはどうなるか? という質問も出た。Jリーグは規律委員会から発表があると報告があった。

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[文:サカノワ編集グループ]

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