懲戒騒動の守田英正にドイツ、イングランドも関心…争奪戦に!サンタクララ長期戦覚悟
守田英正。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
スポルティングもあきらめず。しかしクラブはさらに高額条件を希望か。
ポルトガル1部リーグのCDサンタクララに所属する日本代表MF守田英正の獲得に向けて、ドイツとイングランドから関心が寄せられていることが分かった。スポルティングCPがすでに来季の新戦力として正式オファーを出しているが、サンタクララはあらゆる条件を吟味したい意向で、長期戦となりそうだ。
サンタクララは4月6日、守田が現地メディアの取材に対し、スポルティングからのオファーがあった事実を明かし、加えてクラブの対応に不満を漏らしたため、「メディアへの発言権限など基本ルールが守られていなかった」として懲戒処分を下したと発表していた。
ポルトガルメディア『オ・ジョーゴ』によると、スポルティングは移籍金350万ユーロ(約4億7000万円)の条件をサンタクララに提示。しかしサンタクララは500万ユーロ(約6億7000万円)以下で売却しない意向を示しているという。またパス(保有権)の20パーセントを保持することも主張しているそうだ。
また同メディアは4月7日、「この日本人には、イギリス、ドイツ、トルコからも興味を持たれている」と報じた。これまでトルコのフェネルバフチェSK、イングランド・チャンピオンシップ(2部)のハル・シティAFC、さらにはドイツ・ブンデスリーガのVfBシュツットガルトなどが、守田に関心を示していると報じられてきた。
そのためサンタクララは海外からのオファーがさらに増える可能性がある今オフまで、この移籍問題を“凍結”するということだ。
また、結果的にサンタクララ内での印象を悪くしたスポルティングも守田獲得をあきらめておらず、この騒動の鎮静化を待ち、改めて交渉に臨みたい意向だ。
今後のサンタクララでの守田の処遇については、「懲戒を受けたものの、プレーを拒否することはない」と伝えられる。現在は日本代表活動を経てのコンディション不良で別メニュー調整を続けている。
守田は今季これまでポルトガルリーグ22試合・1得点・1アシストを記録。日本代表16試合・2得点。2021年1月に川崎フロンターレから加入したサンタクララとは、2024年6月まで複数年契約を結んでいる。
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[文:サカノワ編集グループ]