日本代表“早退”の大迫勇也、ブレーメンで結局ベンチ外。監督が語った理由とは?

大迫勇也。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

試合前には予定通り合流、「明らかなオプションの一つ」と言われていたが――。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部、ヴェルダー・ブレーメンの大迫勇也は10月17日のアウェーでのSCフライブルク戦、結局メンバー外となった。日本代表を“早退”して所属チームに復帰したものの、なぜベンチにさえ入らなかったのか。試合のあと、フロリアン・コーフェルト監督が理由を説明した。

 大迫は日本代表のオランダでの国際親善試合2連戦、10月9日のカメルーン代表戦のみに出場。ドイツのブレーメン州が新型コロナウイルスの感染リスクの高い地域から戻った人について、5日間の自宅待機を義務付けた。オランダ・ユトレヒトもその地域に指定されたため、日本サッカー協会とブレーメン、大迫が協議し、12日のコートジボワール戦には参加せず、カメルーン戦まで帯同することで合意した。

 大迫はカメルーン戦を終えてすぐ国境を挟んだドイツへ戻った。その後は屋内でのトレーニングを行ったあとチーム練習に合流。試合2日前の木曜日の段階で、コーフェルト監督は大迫について「明らかなるオプションの一つ」と語っていた。

 ところが蓋を開けてみると、大迫はフライブルクへの遠征メンバーにも入らず、帯同することはなかったのだ。

 指揮官はその理由を語る。

「ユウヤは完全な状態でのプレーがまだできずにいます。それにすべての選手が問題なく、自由に選択できる状態であることも関係しています。お互いに話し合ったうえ、今回の決断を下しました」

 ヨーロッパ全体で再び新型コロナウイルスの感染者が急増するなか、今回、国際Aマッチ期間、ブレーメンからも複数の選手が代表活動に臨んだ。もちろんブレーメンに残っていても、逆に中断期間であるがゆえに感染リスクもあった。

 あらゆるケースが想定されたなか、大迫にもフライブルク戦には出場可能な状態であるように求めた。ただ、結果的に、代表選手はもちろんブレーメンに残った選手も、全員が“無事”にこのフライブルク戦に臨めることになった。そこで、今回の遠征メンバーは、その中から選ぶことになったということだ。

 ブレーメンの指揮官は大迫がしっかり準備していたことを理解しているという。結果的にフライブルク戦は1-1の引き分けに終わった。ホームで迎える次戦10月25日(日本時間26日)のTSG1899ホッフェンハイム戦、逆に大迫にとって、アピールのチャンスになるかもしれない。

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[文:サカノワ編集グループ]

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