×

【讃岐】3900万円の最終赤字、決算発表。新クラブハウス建設へふるさと納税活用

カマタマーレ讃岐のエンブレム。(C)SAKANOWA

募集株式発行による増資を検討。

 J3リーグのカマタマーレ讃岐は5月10日に定期総会を開き、15期(2021シーズン)の決算を承認した。新型コロナウイルスの影響が続くなか、3900万円の純損失(最終赤字)を計上した。

 主な営業収益は、広告料収入が1億9800万円、入場料収入2000万円、 Jリーグ配分金2800万円、その他収入1億5900万円。

 主な営業費用は、チーム人件費が1億8200万円、トップチーム運営経費7500万円、その他事業費7100万円、販売費及び一般管理費1億1300万円。

 池内秀樹社長は次のようにコメントしている。

「2021年度(2022年1月期)は▲3900万円の最終赤字となりました。コロナ禍の影響が続くなか、営業収益の拡大と営業費用の抑制に努めた結果、営業損失は前期の▲7000万円から▲3500万円に縮小したものの、最終純損失は▲3900万円となりました。

 引き続き、コロナ禍での経営になりますが、来年秋をめざして整備する宝山湖クラブハウス建設のためにも、営業収益の拡大と営業費用の抑制に取り組み、今期の収支均衡を目指します。全社一丸となって、2030ビジョンを実現するための礎となる宝山湖クラブハウスを必ず実現させますので、引き続きご支援とご協力をお願いいたします」

 クラブはJ1クラブライセンス取得を目指して、「宝山湖公園でのクラブハウス建設」を目指している。今回発表した「課題と打ち手」の中で、次のように触れている。

「クラブハウスは、J1のクラブライセンスの施設基準に準拠したものにします。これにより毎日の練習を決まった時間、決まった場所のルーティンにできるほか、練習直後のアイスバス(氷風呂)や筋力アップのためのトレーニングルームも備え、フィジカルコンディションの向上に役立てます。

 進行期(2023年1月期)では、このクラブハウス建設に向けて、現在、具体的な資金計画と投資計画の策定に取り組んでおります。クラブハウスの建設資金自体は、三豊市を受け皿とする「企業版ふるさと納税制度」を活用することにしており、また建設費の支出時期は、来期(2024年1月期)になりますが、その前提として会社の財務体質を強化すべく、本進行期(2023年1月期)での募集株式発行による増資を検討しております」

【注目記事】
名古屋が狙うFWグエン、フェイエノールト移籍か。リンセンの浦和行きと関連?

【日本代表 市場価格 TOP20】5位・久保建英、4位・遠藤航、上位3人は…

守田英正のスポルティング移籍へサンタ・クララ元SDが太鼓判「完璧にフィットする」

Ads

Ads