守田英正のスポルティング移籍へサンタ・クララ元SDが太鼓判「完璧にフィットする」
守田英正 写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
川崎から獲得した強化責任者もポルトガルのトップクラブへの引き抜きを喜ぶ。
ポルトガル1部のCDサンタ・クララに所属する日本代表MF守田英正の名門スポルティングCPへの移籍が合意に向けて近づいている。今週末に両チームは最終節で対戦し、そのあと正式発表される予定だという。
ポルトガルメディア『ルネッサンス』によると、守田を川崎フロンターレからポルトガルに引き抜いたディオゴ・ボア・アルマ氏が現地インタビューに登場し、日本代表MFの噂されるこの移籍について「完璧にフィットする」と太鼓判を押している。
リーグ2位の強豪スポルティングを率いるルベン・アモリム監督は3バックが基本布陣で、その前に2ボランチを配置している。「彼は3バックの前であれば、二人のセンターハーフをはじめあらゆるポジションでプレーできます。そして連戦でも戦い続けられるのが強みでもあります」と、スポルティングでもすぐスタメンを担えるはずだと頷く。
加えて守田はサンタ・クララ加入時点で、さらにステップアップするための明確なビジョンを持って戦っていたとも認める。
「今こそ、その飛躍を期待しています。彼は人としても、プロフェッショナルとしても、いずれも評価される人物です。私がこれまで一緒に仕事してきた中でも、本当にベストの一人でしたから」
そのように元SDは、守田のサンタ・クララからの新たな冒険と挑戦を楽しみにしていた。
『ア・ボーラ』によると契約解除金(移籍金)は350万ユーロ(約4億8000万円)、契約期間は「5年」で合意に向かっているということだ。
守田は1995年5月10日生まれ、大阪府出身、27歳。177センチ・75キロ。金光大阪高校、流通経済大学、川崎フロンターレを経て、2021年1月、サンタ・クララに完全移籍。今季これまでリーグ27試合・1得点・1アシスト、公式戦通算37試合・2得点・1アシストを記録。日本代表16試合・2得点。
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