鎌田大地、今度こそトッテナム移籍!ケイン&フンミン生かす「新たなプレーメーカーを探している」
鎌田大地。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
中心選手として、フランクフルトをヨーロッパリーグ制覇へ導く。
イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーFCが2022-23シーズンに向けて、新戦力の補強に動き出している。そうしたなか再びドイツ・ブンデスリーガ1部アイントラハト・フランクフルトに所属する日本代表MF鎌田大地の名前が浮上している。
トッテナムは1年前のマーケットでも、鎌田をリストアップしていたと各メディアで報じられていた。しかし正式なオファーには至らず、移籍は実現しなかった。今回UEFAヨーロッパリーグ優勝に導いた最大の功労者の一人として欧州の市場で評価を高め、再びスパーズの補強候補に挙がったというのだ。
欧州サッカー全般を扱う『ハードタックル』は、ドイツメディア『ビルド』の記事を引用して、「トッテナムはカマダに興味を示しているチームの一つだ」と報じた。鎌田とフランクフルトの契約は2023年6月まで。契約解除金を得られるこのタイミングでの放出は大いにあり得ると見ている。
スパーズにとっても補強ポイントの一つ。複数の2列目候補を獲得してきたが、期限付き移籍中のタンギ・エンドンベレ(オリンピック・リヨン)、ジオヴァニ・ロ・チェルソ(ビジャレアルCF)はそのまま放出されると見込まれる。そこでイタリア人アントニオ・コンテ監督は、ソン・フンミン(孫興民)、ハリー・ケインらをけん引する「新たなプレーメーカーを探している」というのだ。
クリスチャン・エリクセンの復帰も噂される。ただ「25歳という年齢や多才な面でも、よりオプションになり得る」と同メディアは鎌田を評価。そして「伝統的な10番を好まない」コンテとも相性は良いはずだと分析している。
鎌田はJ1リーグのサガン鳥栖からフランクフルトに移籍する際、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)で優勝することを目標に掲げて旅立っていった。今回、自身が中心選手となってELを制し、その大きな目標への布石を打ってみせた。
トッテナムはプレミアリーグ最終節、ノリッジ・シティFCと対戦する。アーセナルを抜いて、CL出場権の獲得圏4位に食い込んだが、その座を死守できるか――。
その結果によって“鎌田獲り”の動向も変わってくる。いずれにせよシーズン中ではあるが、ロンドンの強豪の「視野」に『KAMADA』が入っているのは間違いなさそうだ。
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