若手3人バッサリ。西野監督がW杯代表23人から外した理由は?「日本を背負っていく選手だが…」
E-1アジア選手権でゴールを決めた井手口(2番) 写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
浅野拓磨、三竿健斗、井手口陽介の3選手が落選…。
西野朗監督が5月31日、FIFAワールドカップ・ロシア大会に臨む日本代表(SAMURAI BLUE)の23人を発表した。順当と言える顔触れで、むしろ注目されたのが21日からの直前キャンプに参加しながら落選した浅野拓磨、三竿健斗、井手口陽介の3選手。指揮官はキャンプ参加メンバーの中で、フィールドプレーヤーで最も若かった3人を思い切って外した。
浅野は1994年11月10日生まれの23歳、三竿は1996年4月16日の22歳、井手口は1996年8月23日生まれの21歳。ワールドカップメンバー23人の中で、最も若いのはGKの中村航輔で1995年2月27日生まれの23歳。フィールドプレーヤーの中では浅野と同じ23歳(1994年10月24日生まれ)の植田直通。
西野監督は3人を外した理由について、次のように語った。
「とても有望な若手3人。この舞台(ワールドカップ)に立てるのも、彼らの力が大きい。可能性はありトップパフォーマンスは高いが、彼らの現状(所属先)がそういう環境ではなかった。現段階のトップパフォーマンスのところで、彼らは入ってこなかった。ただ、これからの日本のサッカー界を背負ってくれる選手だと思っています」
浅野はシュツットガルトで、井手口はレオネッサで、ともに所属先で出場機会を得られず苦しんだ。そのコンディションがやはり影響した。代表でもう一度、試合でのチャンスを与えてあげたかったが……。この悔しさを、まずは所属クラブで晴らしてもらいたい。
FIFAワールドカップに臨む日本代表23人は次の通り。
GK川島永嗣(メス)
東口順昭(G大阪)
中村航輔(柏)
DF
長友佑都(ガラタサライ)
槙野智章(浦和)
吉田麻也(サウサンプトン)
酒井宏樹(マルセイユ)
酒井高徳(ハンブルク)
昌子源(鹿島)25
遠藤航(浦和)25
植田直通(鹿島)23
長谷部誠(Eフランクフルト)34
MF
本田圭佑(パチューカ)
乾貴士(エイバル)
香川真司(ドルトムント)
山口蛍(C大阪)
原口元気(デュッセルドルフ)
宇佐美貴史(デュッセルドルフ)
柴崎岳(ヘタフェ)
大島僚太(川崎)
FW
岡崎慎司(レスター)
大迫勇也(ブレーメン)
武藤嘉紀(マインツ)
文:サカノワ編集グループ