鹿島がAT2発で大逆転も…ラストプレーで鳥栖に追い付かれる。田代雅也2ゴール、4-4の痛み分け
田代雅也は今季リーグ初先発、存在感を示した。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
土居聖真、染野唯月が…ヒーローになりそこねる。
[J1 15節] 鹿島 4-4 鳥栖/2022年5月25日19:03/カシマサッカースタジアム
J1リーグ15節、鹿島アントラーズ対サガン鳥栖戦は、鹿島が3点差から90+6分に4-3と逆転に成功。しかしラストプレーのコーナーキックから田代雅也に決められ、結局4-4で引き分けた。
アウェーチームが49分の小泉慶の得点で3点リードに。ところがそこから鹿島が52分に樋口雄太、68分に上田綺世の得点で1点差に。
さらに攻めるホームチームは後半アディショナルタイム、いずれも途中出場の土居聖真が90+2分、さらに染野唯月が90+6分と決めて、鮮やかに4-3と逆転する。
ところが、これで終わりではなかった。この日の鹿島は最後まで安定せず。最後も気迫を漲らせる鳥栖に、コーナーキックから田代にこの日2点目を叩き込まれて、ラストプレーで4-4に追い付かれた。
真骨頂を発揮した土居、染野、そのゴールをもたらしたブエノ……彼らがヒーローになりかけたが、鳥栖の執念の前に沈んだ。
鹿島のレネ・ヴァイラー監督は試合後のフラッシュインタビューで、「言葉に表すのが難しい試合になってしまいました。平日のナイトゲームとあって来場された人数は少なかったものの、スタジアムで見てくださった方々は、ものすごくエキサイティングでスペクタルなゲームを楽しめたと思います。私たちが勝点3を取り切れなかったのは残念ですが、試合内容は良かったと思います」と振り返った。
また、鳥栖の川井健太監督は「アウェーで勝点1を取れたので評価できるゲームだったと思います。(展開について)改めて我々らしさを出さないと難しくなると感じました。(逆転されても最後追いついたが)あのようなシチュエーションになっても、我々のメンタリティは崩さないしブレないので、そのあたりは心配していませんでした」と語った。
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