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【浦和】天皇杯・福島戦、リカルド監督「モチベーションが最大10、あるいは12の相手に、同じレベルで臨まなければ」

オンラインで取材に応じた浦和のリカルド・ロドリゲス監督。協力:浦和レッズ/(C)SAKANOWA

「ディテールまで改善し、いろいろ行動をとらなければいけません」

[天皇杯 2回戦] 浦和 – 福島/2022年6月1日19:00/浦和駒場スタジアム 

 浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督が5月31日にオンラインによる記者会見を行い、翌日の天皇杯2回戦・福島ユナイテッド戦に向けて抱負を語った。

 この連戦を感じさせるようにヒゲをたくわえて登場した指揮官は、そのことを問われると、「先ほどシャワーを浴びてシェービングクリームを顔にあてたのですが、そこで髭剃りを忘れたことに気付きました。なので、今日は無精ひげですいません」と笑って言った。

 浦和はリーグ戦では2勝9分5敗、9試合勝利なし。なかなか勝てずにいる。ただ先日のアビスパ福岡戦はスコアレスドローに終わったものの、しっかりマネジメントできたうえで、リスクを犯す攻撃もできていた。

「勝てないという現実があります。戦い方や内容は高いレベルでできているところがあります。ただ不運もあり、ゴールが入らないシーンが続いています。チャンスを作れず勝てない、あるいは相手に圧倒されているということでしたら、より心配です。

 とはいえ、この順位はよくありません(14位)。レッズは下位にいてはなりません。ディテールまで改善し、いろいろ行動をとらなければいけません。この逆境や問題よりも強い存在になり、自分たちが乗り越えることが重要です」

 そしてインターナショナルマッチウィークに突入。天皇杯の今季初陣となる2回戦・福島ユナイテッドFC戦に臨む。

「相手にとっては今年最大、もしくは人生最大の試合になるかもしれません。モチベーションのレベルが最大の10、あるいは12ぐらいまで上げてくる可能性もあります。

 こちらも同じレベルで臨まなければいけません。モチベーションが同レベルであれば、能力の違いが生きてきます。モチベーションやメンタルの面が低いと、サプライズが起きてしまいます」

 そのように現在J3リーグ4位(5勝4分1敗)と好調な福島を上回るようなモチベートが必要だと強調した。

「90分間しっかりサッカーをプレーしなければいけません。5分間でもよくない時間帯があれば、試合を落としてしまいかねません。昨季の天皇杯は全7試合、いずれもモチベーションを含め最高レベルでプレーできたからこそ、優勝できました。

 ディフェンディングチャンピオンとして、今季もしっかりと天皇杯のタイトルを獲りにいきます。それが来季のACL(AFCアジアチャンピオンズリーグ)にもつながります。

 もちろんJ1リーグからも目指していますが、天皇杯も一つの道です。気を抜いたり、過信したり、ミスを起こせば、代償を払う大会です。自分たちのレベルを最高にして臨みたいと思います」

 福島は中3日で5位の藤枝MYFCとの対戦が控えているだけに、ある程度のメンバー変更も想定される。いずれにせよ、ジャイアントキリングを狙う相手に、指揮官は純粋に“勝利”を追求する決意を示した。

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