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「鎌田を失う可能性高い」元ドイツ代表ゲッツェがフランクフルト移籍で合意!移籍金・年俸とも約5.5億円

マリオ・ゲッツェ。 (Photo by Martin Rose/Getty Images)

再びCLにチャレンジ! ベンフィカ、MLSのオファーは断る。

 PSVアイントホーフェンに所属していた元ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェ(Mario Götze)が6月20日、アイントラハト・フランクフルトに完全移籍することで合意に至った。ドイツメディア『SPORT1』が報じた。

 PSVでは2シーズンにわたってプレー。30歳のゲッツェは2021-22シーズン、トップ下を主戦場にリーグ29試合・4得点・4アシスト、公式戦通算52試合・12得点・11アシストと活躍した。日本代表MF堂安律との連係も非常に良かった。

 PSVとは2024年6月まで複数年契約を結んでいたが、400万ユーロ(約5億6000万円)の契約解除金で合意に至ったという。年俸もドイツ代表GKケヴィン・トラップと並びチーム1位の400万ユーロになるという。

 PSVを率いていたドイツ人のロジャー・シュミット監督の退任が決定打となり、そのシュミット監督の就任するポルトガル1部のSLベンフィカ、さらにMLS(メジャーリーグサッカー)のインテル・マイアミも獲得に動いていた。

 しかしUEFAヨーロッパリーグ(EL)を制し、新シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の出場権を得たフランクフルトでのプレーを選択した。また同メディアは「鎌田大地をいずれ失う可能性が高い」として、アイントラハトはこの補強を急いだということだ。

 2014年のブラジル・ワールドカップ(W杯)決勝のアルゼンチン戦で決勝ゴールを決め、世界制覇を成し遂げたドイツの英雄でもある。香川真司とチームメイトだったボルシア・ドルトムント時代からスタイルの変化を遂げ、チームプレーヤーと言える存在になったゲッツェが、長谷部誠そして(移籍しなければ……)鎌田とフランクフルトの新たな生命線となる。

 21日にも両クラブから正式発表される。

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